印刷のこと②「右綴じ」と「左綴じ」どっちがいいの?
前回、印刷会社は大きい紙に、データを貼れるだけ貼って→刷って→切る!
ということを書きましたが。
それは表面だけのチラシの場合。(俗に言うペラものの場合)
今回は本を作る話です。(つまりはページもの)
さあここでクイズです。
本って、なんでしょうか?
ちっちっちっちっち…タイムアップ!
本は「複数のページで綴じられた印刷物」をいいます。
多くの人が生まれたときから当たり前にあって、特に意識をしていないというか、無意識の領域で処理されており、
「言われてみれば・・・そうだね?」程度の認識しかない人も結構多いと思うのですが。
ジャパンの「本」には、「縦組み・右開き」と、「横組み・左開き」があります。
これは
縦組み・右開き→国語の教科書や小説、マンガ(文字が縦に書いてあって左に読み進めていく)
横組み・左開き→算数や英語の教科書(文字が横に書いてあって右に読み進めていく)という事なんですが、わかりにくいので図解!
ちなみに日本の雑誌は、縦組みでなくても右開きがあるし、混在していること多いので、なんとなく経験則で読んでいるのではないかと思われます。
ひらがなとカタカナ、漢字、アルファベットを扱う日本語ならではですね。
日本のマンガも文字は縦で、右開きですが、海外のマンガは横書きになるので、左から右に読み、右ページが次のページになります。
ハガキだって、宛名を縦にも横にも書けますよね。
つまり、どっちがよくてどっちが悪いということはありません。
縦書きの本を作りたいけど、左開きにしたい!というのは、どこをどう読んでいいかわからなくなるので、オススメはしませんが。
できなくはありません。
読めるか読めないか…は、別として。
技術的にできないことはありません。
(でも全力でお止めします!)