人に指摘出来るほどの自信ない

また例によって色々と考えてるわけですが…

この前とある芸能人のインスタライブを見ているときに、その人が「誹謗中傷する人ってどういう気持ちなんだろうね。どう思う?」と視聴者に問いかけた。

今までも誹謗中傷する人の気持ちなんて分からないな、と思っていたけどその時しっかりと考えてみた。でも本当に分からなかった。もし、何か不満に思うことがあっても心のなかに留めて置くだけで正直本人に指摘したり公の場で言うことが想像できなかった。

なんで本人に言ったり公で言ったりしないんだろうって考えてみたときに、「人に言えるほどの自信も勇気も無いし…」ってふと浮かんだ。

確かに考えてみれば、誹謗中傷じゃなくても堂々と人に注意できてる人って自信があるのかなって思う。だって私は、「じゃあお前はどうなの?」って言われたらそれはもうしどろもどろに「いえ、私が言えるほどのことじゃありませんでした」って答えるしか無いと思う。これもまた考えすぎ?そういう人ってあんまり言った後の相手の反応とか考えないのかな。

公共のマナーに反するものとかは私も注意しますよ!そしてもちろん必要な注意はした方がその人のためになるんだけどさ!でも友達とかにイラっときたとしても、「まあそういう時もあるよね。私も人のこと言えるほど立派じゃ無いし…」って思ってすぐさまイライラは消沈する。

だから喧嘩になっても強く言えず丸め込まれて終わるわけですが…

またここで思い出した部活での話。中高で私は部活内の幹部だった。高2の時、運悪く()中高の顧問同士が知り合いだということが発覚して、私の話をしたらしい。数日後に高校の顧問から「中学校の顧問の先生も、お前は優しすぎて怒れないって言ってたぞ」と言われた。そのときに、”いや違いますよ。私は優しいんじゃなくて、臆病で自信がないから強く言えないんです。”って心の中では思ったけど、適当に元気な返事をしてわかったふりをした。もちろん注意すべきことはしてたけど、ものすごく怒ったこととかはない。

だって偉そうに言える自信もないし、無駄に揉めたくないし…。それに事情があるかもしれないのに理不尽に怒ったりしたら可哀想だし私も申し訳ないし…。とか思ってたらまたイライラなんて収まって、明らかにダメだということを伝えるだけ。まあそれで怒ったり追求したりしなかったことが原因で、顧問に私が怒られるなんてこともあったわけです。

そうすると誹謗中傷する人は自分の姿が見えないっていう匿名性があるから発生するのかなぁ。誰が見てるか分からないのにね。私は良く知る人が誹謗中傷してるの見てしまったことがあるよ。本人は気づいてないけど。悲しかったなあ。

時に人は他人に注意することが必要になることがある。例えば立場とか状況によって。そういう時には自分を律してそのミッションを遂行するしかないんだけども。

少しイラッとした時でも本人に言える人、すごいと思う。私も喧嘩になった時に言い返せる程度には自信を身に付けたいかなぁ…。