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【育成年代向け】トップアスリートになる人の特徴



現在スポーツをしている若い世代の人は
プロになりたい。
世界で活躍したい。

など、今いる有名な選手に対して憧れを持ち、
自分もなりたいと思って練習をしていると思います。


しかし、誰もがわかっているように、
トップアスリートになるのは非常に難しいことです。


ただ、コーチに言われた通りに練習しているだけでは
他の選手と差がつきます。

では、どのようにすればいいのか。







よくサッカー界では、このようなことが言われます。




ストライカーはエゴイストであれ




僕はこの言葉の意味が
はじめは理解できませんでしたが、
いまはかなり腑に落ちています。



僕自身がプロで活躍できなかった理由。

そして活躍できている選手が
なぜ力を発揮できているのか。


自分を含め、たくさんの選手を見てきました。


それらを踏まえて、
どのような選手が活躍するのかを書いていきます。


あくまで私の個人的な意見ですので、
必ず当たっているというわけではありません。

そこだけご了承ください。



1、ストライカーはエゴイストであれの真意


先ほども書いたこの言葉ですが、
これはサッカー界でよく言われていることで、
点取り屋」と言われるポジションであるFW
世界的に活躍している選手は
エゴイストであることが多いということから
このように言われるようになりました。


しかし、以前の僕は
チームスポーツをやる以上
エゴイストがいたらチームの輪が乱れて
逆に悪影響なのでは?

と思っていました。


これも間違ってはいないです。


しかし、ストライカーに関してはこれが
当てはまらないと思います。


なぜか。


それはストライカーには、チーム全員から
点を取る
という大きな期待と責任があるからです。



ストライカーでも
点が取れない試合もあれば、
絶好のチャンスを外してしまうこともあります。


ただ、チームとして点を取らないと
勝つことはできません。


その点を取るという能力、
チャンスをものにするという能力が
チームで最も高い人がストライカーです。


そんな期待されている選手が、
ミスをしてしまったから消極的なプレーをしてしまうようになったら
確実に点を取るチャンスが減ります。


細かいことは気にせず、
とりあえず俺にボールをくれれば点を取るよ
と強気のFWの方が相手にとっても脅威ですよね。


チーム全員が利己主義だとチームは崩壊しますが、
全員でなければ、うまくいくこともあります。


だからよく、ボランチなどのポジションで
目立たないけれど、縁の下の力持ちとして
ずっと重宝される選手もいます。


気を遣ってカバーをしたり、
バランスをとってくれる選手がこれに当てはまりますが、
具体例を出すと
オシムジャパンの時の鈴木啓太さんや
横浜F・マリノスの喜田拓也選手などは、
このタイプの選手かなと思います。


チームとして勝つためには
点取り屋も必要だし、
壁のようなセンターバックも必要だし
個人で打開できるドリブラーも必要。



選手それぞれに
求められるものは違い

選手それぞれが
その求められていることを体現し、相乗効果を生む
ことによってチームが勝ちに近づきます。

チームは生き物とおっしゃっている方もいますが、
まさにその通りです。

みんなが同じ動き、役目ではありません。

それぞれに役目があるので、
異なる特徴の選手たちが融合できたときに、
強いチームが出来上がります。

そこは監督の力の見せ所でもあります。




点取り屋はチームが苦しいときでも
どうにか点を取ってほしい存在


苦しいときにも点を取れるように、
常に自分が点を取るんだという意識が必要です。


その意識を持ち続けられるように
メンタリティーが安定している選手になるために、
エゴイストになることが重要になってきます。


ただ、ひとつだけ。

実力がないとただの口だけの人になるので、
そこだけ気を付けてください。



2、完璧主義はアスリートの大敵


全員が利己的だとチームは破綻します。


しかし、トップアスリート全体にいえることは、
どんな状況でも安定してトップのパフォーマンスを出せることです。


つまり、メンタルの安定こそが
トップアスリートになるには不可欠な力です。



実際、僕自身は気にしいな性格で
それが故にプレー中に
ミスしたらどうしよう
チームのみんなに迷惑をかけないようにしないと

と思ってしまい、
縮こまったプレーになってしまうケースが多くありました。


メンタルが安定していないので、
プレーにも波があり、ミスも続きます。




そうならないのが、バカです。


言い方が少し強く、わかりにくいかもしれないのですが、
こいつ変わっているな、頭のねじがひとつとんでるな
と思われるような人まわりにいませんか?


ここでいうバカはそんな感じの人のことです。

決して勉強ができないバカとかではありません。



こういう人は細かいことをまったく気にしないので、
メンタルが安定し、パフォーマンスも安定します。



僕自身、選手をしていたときに
はじめは食事やルーティーンなども決めて、
細かいところまで気にしていましたが、
細かいことを気にせず、楽しそうに
サッカーしている選手が周りにいました。

その選手が常に安定しているプレーをしていたので、
細かいことに気を遣いすぎるのはやめようと方向転換したことがあります。


本当は細かいところを気にした方がよいとは思うのですが、
完璧主義までいってしまうと逆効果です。


完璧主義者はアスリートには向きません。


完璧主義者の人は失敗恐怖症ともいわれ、
失敗を誰よりも恐れてしまいます


僕もまさにこのたぐいの人で、
試合の日に、洗濯物が1回で綺麗に畳めなかったり、
なにか忘れ物をしてしまったりすると
あ、今日ミスする。だめだ。
となってしまっていました。


なかなかに重度でした。笑


あと、完璧主義者は
メンタルが安定しないので、
心が病んでしまうことが多い傾向にあります。


まさに自分のことでした。




いまは頭でそうしないようにと考え続けた結果なのか、
この時と比べたら、雲泥の差かなと思います。




バカの選手か、完璧主義の選手か。

完璧主義の選手の方が技術的には上だとしても、
パフォーマンスが良いのは確実に前者です。


ストライカーとは真逆のゴールキーパーだと
バカな奴ほど良いキーパーと言われてもいます。



どのポジションにしても
メンタルの安定というのがパフォーマンスを出すことには
とてもとても重要なんです。


しかし、いまのこの日本スポーツ界は
メンタルトレーニングが全く普及していません。



育成年代からメンタルトレーナーがいて、
メンタルトレーニングをしているクラブはほとんどなく、
ほぼほぼ技術的なトレーニングしかしていません。


だから日本人は技術的には高いといわれているけれど、
世界を相手にしたときに勝つことができないのではと思っています。

相手をリスペクトしすぎてしまったりしていて、
精神的に大きく劣ってしまう



メンタルのところは
育成年代のうちから鍛えることが
重要だと思っています。


心の部分を後天的に鍛えるのには
かなり時間がかかりますし、容易ではありません。


なのでなるべく早めの時期から
始めることが僕は重要だと思います。




3、バカはビジネスでも強い


トップアスリートに多い特徴を書いてきました。


ただ、僕のnoteでは
サッカーやスポーツのことだけでなく、
それがどうビジネスに繋がるのか

というところまで書いています。


実際、育成年代ではスーパースターでも
プロになれなかった人もいるし、
プロになっても怪我等で活躍できない人もいます。


そして、そんな人達はビジネス界でも
活躍しているケースも多くあります。

例えば、営業職では
このような人たちは結果を出しやすい傾向にあります。


エゴイストやバカな人は
細かいことを気にせず、
結果を求め、ゴリゴリ行くことができます。


人によっては悪い印象を持つ人もいますが、
良い印象を持ってくれる人もいます。

気にしいな人は、
相手の心情を考えすぎてゴリゴリ行けず、
悪印象も持たれないが、結果もついてこないことが多いです。


ダメだったらダメ。


と割り切れる人ほど結果はでやすいので、
その能力はバカな人ほど備わっています。


そういった面から見ても
スポーツとビジネスは繋がっており、
人間育成という側面でも
学生時代にスポーツを経験することはとても有益なことです。





僕自身、サッカースクールしているときは、
今まで書いたことを意識しています。


個性をつぶさないように。
はみ出ているようなプレーをさせないという概念を無くす。

とはいえ、なんでもかんでも自由にやらせていいわけではないので、
主体性を持たせつつ、判断させるようにしています。



ぜひスクールの様子は見てほしいですし、
そういう機会があったら経験しに来てほしいです。



その中には、前の僕みたいに
メンタルが弱そうな子ももちろんいます。


僕もそうだった分、
そういう子たちの気持ちもわかるので
教えられることはあります。


その子たちには
相手への思いやりはものすごくあるし、
それが良い方に転ぶことももちろんあります。


自分はバカじゃないからだめ。
ということは全くないので考えすぎないでください。

僕でよかったら相談にのれますので、
ご連絡いただけたらと思います。



サッカーでもビジネスでも活躍できる人材を育成できるように
これからも成長していきたいなと思っています。




岡田明久










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