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歌詞に興味がない音楽好きの楽しみ方

僕は歌詞にあまり興味がない。
サカナクションのNFパンチ見ててスゲー思った。


音楽を聴くのに、何を歌ってるのか、この歌詞はどういう意味なんだろうか?と考えることがホント少ない。
Twitterや周りの音楽好きを眺めてると、やっぱり歌詞の意味に共感したり意味を見つけたりと、音楽の楽しみに"歌詞"を重きを置いている人が非常に多い。
この歌詞に共感した、この歌詞に元気づけられた、支えられた、この歌詞の意味はきっとこうゆう意味なんんだetc.

見ててとても楽しそう。
曲で人と共感できる。アーティストが何を思っているか深く考えれる。
"わかるー"って共感して盛り上がったり、少し知的な話で盛り上がれる。
歌詞に興味がない僕はそれができない。
ただ聞いて、ただ快楽に浸って、それで終わってしまう。
人と関われることが少ない
それが寂しい。

音楽を聴くようになりだしてからずっと同じ聞き方してる。
僕が”いいな!”って思うのはやっぱ音。
中学ぐらいからクラスで浮かないために音楽聞き出したけど、その時から好きなのは歪んだギターの音、印象的なリフ、耳心地のいい歌のメロディー。
バンプよりラッドが好きだったのは、テンポが速く特徴的なギターリフが多かったことと、言葉がたくさん詰め込まれてる感じが好きだったから。早口でラップぽく歌うのが気持ちよかった。それが好きの一番の要素だった。

近年はより拍車がかかってる。
洋楽をメインで聞き出したことと、サブスク中心で聞くようになったこと。
まず英語が分からないから歌詞の意味が一切気にならない。
理解できないからこそ、意味が一切頭をよぎらないのがいい。
歌には語呂の良さ、メロディーの気持ちよさだけを楽しめる。
そしてアルバム単位じゃなくて、曲単位で聞くことが増えたこと。
結果、アーティストへの興味が減ってきた。

今までは曲を聴くよりも先にアーティスの情報を知ることが多くなった。
昔はTwitterで流れてくる情報やYouTubeの関連動画に並ぶMVのサムネ、そこでアーティスを知ってとりあえずググって気になれば曲を聴く、もしくはYouTubeで1曲聞いてる最中にwiki見て、そこで気になれば次の曲聞く、とか。
「WANIMAみたいな見た目、絶対僕好きになれないわ」「もう30なんだこの人達、もう売れないだろうな~聞くの止めよう」「ボーカル超かわいい!とりあえず聞いてみよ」とかね。
でもサブスク使って聞いてると、勝手に知らないアーティストの曲が流れてくる。知らないアーティスの曲が入っているプレイリストだったり、プレイリスト全部再生したら、勝手に知らない曲を流す機能だったりで。(もちろんOFFにできるけど僕はしてない)
そんな風に知らない曲に勝手に出会うことが”あたりまえ”になってくると、"人"じゃなくて"曲"でアーティスの事に興味を持つようになる、好きになる。
結果、アーティストのパーソナリティへの興味が少なくなってきて、何を歌っているのかが別に気にならなくなってくる。まして文化も生活も違う人達の言葉に共感を求めれない。

じゃあ今何に興味持って曲を聞いているのかというと”ビート”。
洋楽がビートに重きを置いて曲が作られているってのも勿論だけど、やっぱり洋楽ガッツリ聞くようになったきっかけがEDMとhiphopだったからってのも大きい。
でもおかげで"音楽で踊る"って楽しみを覚えた、てか今はこれが超重要。
あと単純に聞く音楽の幅が広がった。
音で体を動かす楽しさにどっぷりハマって、別に踊れれば細かなジャンルやアーティストが気にならなくなった。
流行りの曲、マイナーな曲、女子受けいい曲、チャラい曲。
聞いてる音楽でどんな人かカテゴライズされるよりも、音楽を聴いて体を動かしていたい。
まぁ結局はSpotify使ってるから、AIやプレイリスト充実し過ぎててジャンルレスに聞くことが圧倒的に増えたってのがデカいんだけどね。ホントSpotifyの提案する音楽の楽しみ方に染まってしまってる。

こんな音楽の楽しみ方してる人は珍しいのじゃないだろうか。
てか周りに全然いない、凄く寂しい。
陰キャの引きこもりで、周りも同じような人達に囲まれてるってのがデカいんだろうけど、でもそんな人たちでも僕みたいに音楽を楽しんで欲しい。
願わくば、誰か僕と一緒にクラブに行ってくれたらな~



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