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ほんの少し視点をずらしてみるー子育て

 こんにちは。国際結婚して中国移住したエンジニア→研究員、KOです。

子供の面倒を見ていて学んだことをシェアします。

なんでもないけど、ほんのちょっと視点をずらすことで物事が良くなることがあります。

私の息子は時々、洗面所で水を溜めて遊びます。そして大量に水を流して無駄にしてしまいます。しかしまだ3歳の子供にそんなことを言っても伝わりません。

その日は表紙にある、小便小僧に水を溜めて遊んでいました。上から水を入れると下から水が出てきます。相変わらず水を溜め続けて水を無駄にしていたので、もったいない(不要浪费水)といって水を止めると、案の定、癇癪を起こしてしまいました。

するとすかさず妻が来て、大体同じようなことを言ってなだめましたが、やはり言うことを聞きません。そこでとっさに溜まった水を小便小僧ですくい、「ほら、こんなにたくさん水があるでしょう」と、水をチョロチョロ出して見せると、すぐに視点がそちらに向いて、スッと泣き止みました。

おそらく違う方向に注意をそらせてなだめるというのは、子育ての常套手段の一つなのかもしれませんが、私はつい、水を止めないといけない、ということに集中して視野が狭くなっていました。

そしてその後すぐに、今度は段ボール箱の上に踏み台を置いて遊び始めました。踏み台の足がダンボールの四隅にぎりぎり乗らず、置いては踏み台が大きな音を立てて落ち、息子はそれを見て笑っていました。

私は台が落ちるのが楽しくて遊んでいると思い、それを止めようとしたところ、息子が今度は踏み台を逆さにして置きました。そして意外にも息子はまた笑いながら、他の物を置き始めました。

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これもちょっと視点を変えれば、或いは子供の気持ちを決めつけなければ、台をもっと安定させて置く遊びにでき、止める必要はなかったようでした。

正直、私はつい真面目に考え過ぎてしまう悪い癖があります。さっき学んだばかりのことをまるで生かせてない自分が情けなくなりました。これが子供と一緒に成長すると言うことでしょうか。子供はいつも問題ばかり起す上に言うことは聞きません。そこでストレスをためるのではなく、パッと身を引いて視野を広く持ち、とっさに視点をずらす瞬発力と遊び心を身につけたいと思いました。

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