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アラフォーでもギャラ飲みできるのか

こんにちは、私は現在36歳。今年で37の年です。
「アラウンドフォーティー」が四捨五入の計算であれば
アラフォーに突入して2年半が経過しました。

30を超えた辺りから
人に年齢を聞かれるたび、ことばを濁していましたが
今は堂々と「アラフォーです」と言えるようになりました。


少し脱線しますが、
「大人」って何歳からですか?
私は自分自身が子供のとき思い描いていた「大人」と
今の自分のギャップに戸惑っています。
社会で働き、結婚し、子供を育てている36歳なんて、
ハタチそこそこの学生から見ると随分大人でしょう。


しかし、そんなことはありません。
身体の疲れは取れませんが
小学生の子供たちと本気でケンカするくらい
中身がおこちゃまです。


ですので友人に
「アラフォーやもんな」と言われると
「18歳です」と答えていたし、
実際若く見られることが多いので
「さすがに18は無理でも20代後半ぐらいでいけるでしょ」
とセルフ高評価していましたが
(痛すぎる……)

友人(世間)の声は
「いやあ、30代には見えるよ、どう頑張っても」
という手厳しいものでした。


そこで自分の加齢を自覚し始めたのですが
(遅い)
自分がどこまで「おばさん」になったのか
それは見た目か、中身か、しゃべる内容か、声か。

世間の冷たい風に晒されることにより
自分を戒めようと思い
ギャラ飲みに参加してきました。



アラフォーがpato嬢になってみた

ギャラ飲みアプリの「pato」は
ご存知でしょうか。

pato嬢の面接は
合格率10%と言われてますが
実際は分かりません。


私の面接の時間は同時に5、6名が並んでおり
不合格の順に部屋に呼ばれ、
数秒で出てきました。
おそらく並んで待っているときから
合否が出ているのだと思います。

というのも、私が部屋に呼ばれたのは最後で
面接から出てきたとき
ひとつ前に呼ばれた女の子に
外で声を掛けられ
「自分は不合格だったが連絡先を交換して欲しい」
と言われたからです。



コパトしてみた

patoには自分でゲストとアポイントを取り
ギャラ飲みする「コパト」と、
ゲストが事務局に女の子を依頼し、
女の子が空いている時間に飲みに参加する「コール」
の2種類があります。

私は先にアプリ内でメッセージを交わし
気の合いそうな人のみに絞りたかったので
「コパト」をメインで行いました。


ちなみにpatoのシステム上、
面接の段階で身分証を提出し、
プロフィールの年齢は事務局が設定します。

ですのでサイトには
しっかりと実年齢が載っています。
どんなpato嬢が来ても
「おいおい~年齢詐称かよ~」
ということはないのでご安心ください。


自分が18歳~24歳までの6年間
ホステスをしており、
大箱でナンバーワンだった経験もあるので
対面でも接客にはある程度慣れているだろうとは思いつつ、

なにせ
その頃の若さや体力がない。
リモートワークで人と話す機会も減り
表情筋も鍛えられていない。
人の視線のない場所で仕事をしているので
姿勢に緊張感がない。
3人子供を産んでいるので
体形が崩れている。


そんな不安だらけのなか
参戦してきました。



結果

私にアポを取ってくださるゲストは意外にも年下が多く、
年上の「おばさん」にも
とても優しくしてくれました。
年上のゲストも数人おりました。

そしてありがたいことに
リピート率は100%でした。

「ギャラ飲み」と聞いて
枕営業とかあるんじゃない?と思われる方も
いらっしゃるでしょう。

もちろんそういうことを
している子がいないとは言い切れません。
ホステスでもpato嬢でも、
「する子はどこでもするし、しない子はしない」
です。


私と仲良くしてくださった方々は
その誰もが紳士的で
枕営業はおろか、
ダーツをしたり、ご飯を食べたり、バーに行ったり
むしろ相手側から個室を避けてくださいました。


子育てがあるので
月に4日、
平日の仕事終わり~深夜4時頃まで
時間で区切って何人かのゲストをハシゴし、
スタンプギフトなども含めた
だいたいの手取りが月60万円ほどです。

ギャラ飲みに参戦している時間は
幼馴染に子供をお願いして、
ギャラの数割を渡していました。


安いとは言えないギャラ飲み費用。

その金額を支払えるぐらい
普段お仕事で活躍されている方が多く、
自分の知らない知識や物の見方を教えてくださったり
とにかく話の内容が面白かったです。



結局3か月ほどで
体力が尽きてしまい辞めましたが
とても良い経験になりました。


何がキッカケで
堂々と自分の「アラフォー」を
公言できるようになったんだろう?
と考えていましたが

patoのプロフィールで
実年齢を隠せなかったことしか思い当たるものがありません。

実年齢を公開していても
私との時間に大切なお金を払ってくださることに
はじめは「ピチピチじゃなくてごめん!」と
申し訳なさもありましたが

その金額に見合った気持ちと態度で
この人たちと向き合おう、という考えに変わりました。


世間の冷たい風に晒されるどころか
アラフォー女を温かい空気で包んでくださり
お財布の中もあたたまった結果となりました。



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