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【第2回/DtoC】いきなり商品を作ると後戻りできないまずはペルソナから

ペルソナってわかりますか?お恥ずかしい話、全くわかりませんでした。

ペルソナとは、ユーザー中心設計やマーケティングにおいて、サイト、ブランド、製品を使用する典型的なユーザーを表すために作成された仮想的な人物像のことである。/ウィキペディア

これなんです!笑 「仮想的な人物像のこと」なんです。
自分の悩み解決商品であれば、自分のことを考えながら、人物像を描いていきます。就職活動を行った際にやった「自己分析」みたいなものです。

正確には違いますが、もっと具体的に考えていかなければなりません。自分のことであれば、書きやすいと思いますので、自分の悩み以外で、伝えれればと思っております。

まずはざっくり、何を作りたいですか。と言うことになります。仮にスキンケアのメンズ美容液を作りたいとします。その時に「よし、つくろう」だとまずいわけです。あんなパッケージで、こんな成分いれてだと差別化ができません。前提は、トレンドは追いかけられないわけです。

色々な考え方があると思いますが、例としては、このような感じです。
【例】
年齢:38歳、趣味:読書、勉強、カフェ巡り、公園、特技:サッカー
年収:600万円
※前提条件をつくる
後は職務経歴書みたいなものです!
大学卒業してから、新卒で大手金融機関に入社。配属先は、東京の品川支店。家は、埼玉県の大宮。駅から10分離れた賃貸マンション。片道60分程度と毎日通っている。その品川支店では、営業に配属され、同期も二人いて新鮮な気分。自分にとっては良きライバルとして、切磋琢磨をしながら、自分の成績は、ようやく中から上位の占めるになってきた。営業で気を付けていることは、約束を守り、取引先からの質問も迅速に対応する。靴もしっかり磨いて、第一印象も清潔感重視でリフレッシュさをアピール。夜は夜で自己犠牲をしながら食事などを済まし、明日からの自分に成長のために、仕事に通じる勉強をしながら上を目指している自分。
30歳を過ぎた頃、好きな女性に出会い、付き合うことに。仕事も順調に進んで、営業のメンバーを取りまとめるプレイングマネージャーに36歳でなった。その重要なポジションを任せられ、より一層の責任感が増してきた。だが、だんだんと体力の衰えも感じきて、20代の頃とは違う自分を感じてきた。それと同じく30歳過ぎた頃にであった子と結婚したい気持ちも高まり、36歳で結婚。38歳で子供が生まれ、若い時には、尖った俺の性格も自然と丸みを帯びてきて、攻めの姿勢より守りの姿勢が強くなったきた。自分ではそんなつもりはないけれど、自然とそうなる自分に「俺は、このままでいいのか。」、「将来、この会社でやりたいことができずに年老いて終わるのか」と考えがよぎる。同期のメンバーには、いつの間にか追い越され、余計にプレッシャーを感じるようになる。考えれば考えるほど、自分の力のなさを感じるようになり、でも、気持ちの中では「俺はこんなんじゃない、負けてたまるか!」と思っている。「これからの人生のために、復活してやる!」

箇条書きでもいいと思いますが、分かりやすいように具体的に書いてみました。この人は、年を重ねると同時に、尖った性格が丸くなってしいまった中年男性です。20代には、学んだことを仕事に活かし、成果を残してきました。ひととおりの経験もして、新鮮さが無くなり、マンネリ化。出世競争より自然と保守的に変わってきた。その分同期は、順調にキャリアを積み、何で俺?はと卑屈になってきた。でも「腐りたくない!もう一度、俺は勝負したい!」と復活をしたい中年男性。

このような人たちにとって、どのようなメンズ美容液であれば、気に入ってくれて、かつその人の生活にプラスになるのだろうかって考えます。このような仮想の人物像をつくることをペルソナをつくると言います。

具体的であればあるほど、他のメンバーとの共有が図れます。抽象的し過ぎると、ブレます。各々考え方が異なるからです。仮にメンバーの平均年齢が35歳であれば、プラスマイナス10歳前後程度だと、経験と予想でその生活や仮説が足られると思います。それ以上超えると世代も異なるでしょうから、理解できない可能性が高いです。

このペルソナを作ると、ペルソナの38歳って①一般的にどのような生活をしているんだろう、②どのくらい自分の勉強に時間を割えているんだろう、③家族とどんな余暇を過ごしているんだろう、④趣味はなんだろう、⑤20代後半から、40代全般はどのくらい人口がいるんだろう、⑥どのくらいお金を1ヶ月あたり使っているんだろう、⑦30代後半の人たちの悩みってなんだろうって、あれこれ質問を作っていくわけです。そこからググりながら、ある程度回答をみつけていくわけです。その回答からペルソナをその多い人たちによそせていく。ペルソナ自体が特殊であれば、そのような人たちは少ないですから、少ない人たちに向けて商品を作っても売れる可能性は少ないと感じています。多い人、多い人に寄せていきます。

ペルソナは固定しない方がいいと思います。その都度、その都度、考えながら修正していくのが一番です。プロジェクトメンバーが納得いくまで。それがネット検索だけではなく、休日のショッピングに出かけて人間観察したり、本やに行ってどのような本が売れているのかとパラパラ立ち読みしたり、TwitterなどのSNSで情報を拾ったりすると共通項が見えてくるはずです。

もう1点、注意しなければならないことは、2~3人でぐらいで行うことをオススメします。4人、5人と数が増えれば増えるほど、少数でさえ価値観が異なるのに、大勢だとさらに価値観が異なるため、狙いたいターゲットの人から遠のいてしまう可能性がありますので、注意が必要です。
また、本来はいい意見なんだけど、なかなか意見が言えない人もいますよね。ようは「声がでかい人」の意見が通る、これも偏ってしまいます。

だから、相手の意見に耳を傾けながら、相手の意見を否定せずにペルソナを作り上げていくことをオススメします。メンバーで行う一体感が必要です。偏るとどこかのタイミングで、俺関係ねぇとなりますから。笑

<まとめ>
・メンズ美容液を使って欲しいペルソナをつくる
・具体的に仕事や生活感が分かるイメージをペルソナに落とし込む
・相手の意見を否定せず、少数で作りあげる



 


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