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子どもにもコーチングは有効?【おじ読書】

【子どもの「やりたい」を引き出すコーチング】あべまさい さんの本を読みました◡̈⋆

年間に60~70冊程度本を読みますが、その中からnoteにはお勧めしたい本を紹介してみたいと思います。

🌱ざっくり、全体の感想


コーチングを学んだ私も、子どもとの接し方にもコーチングって本当に役立つのだろうか?と思っていたので、この本を読んで、コーチングの基本は、対子どもでも変わらないのだなぁ、と思った。

コーチングの学びの復習にもなるとともに、子どもとの接し方で大事にしたいエッセンスが複数詰まっている、という印象。

帯に書いてある通り、コーチングの基本スキルを含む17スキルが紹介されていて、そのスキルが使える具体的なシーンが書かれています。

「母親」の先輩としての経験も勉強になりました。

🌱学びになったこと



聞く / 質問する / 承認する / リクエストする
というコーチングの代表的なスキルは、子どもとの接し方、子どものコーチングにも有効◎

紹介されているスキルの中でも下記の3つは個人的によい復習となりました。タイプ分け、優位感覚についてもう少し深く学びたい人は他の書籍なども合わせて読むことをお勧めします…!この一冊での習得は難しい…!

●コミュニケーションタイプ(4タイプ)は子どもでも分けることができるのかな?(分けていいのかな?)と漠然と疑問だったが、それもOKとのこと。
(補足)コーチングでは4つのタイプに人を分けることがあります。
・コントローラー
・プロモーター
・サポーター
・アナライザー
これはその人がどんなことに関心がありどんなことに価値を置いているのか知るための一つの手法と言われています。
世の中にはたくさんのタイプ分けがありますが、この4つのタイプは他のタイプ分けにも共通する部分があるので機会があればnoteします!

●優位感覚を知る
NLPでもVAKなどで語られる。
「学習スタイル」と呼ばれることも。
人にはそれぞれ、優位、他の感覚と比較して得意な、強い感覚があります。
・聴覚系
・言語感覚系
・触覚系
・視覚系
この特徴をうまく捉えて学習などに活かすことができます。例えば聴覚が優位の子どもには、とにかく目で追わせて読ませるよりも、録音した音声を聴かせるなどの方が効果的なことがあります。

●アクノレッジする(承認する・認める)
①結果承認 ②行為承認 ③存在承認
結果があまり良くない、変わらない時もその過程に目を向けて承認すること、やっぱり大事。
③=ただそこにいてくれるだけで、母は嬉しいよと伝えること。日々できることは、おはよう、とか、おかえり、とか、そういった挨拶でも存在承認になるとのこと。

🌱出会いのきっかけ、手に取った理由


家族3人で、T-SITEに遊びに行ったときに。子どもの絵本コーナーの隣にある子育て本コーナーで発見。
可愛らしいイラストと、目を引く黄色いカバー、子育てにコーチングはどう役立つのか?が気になり手に取りました。

いつもT-SITEに行くと、たくさんの本をペラペラとめくり、ブックカフェに持ち込んで読んでいます。
帰りに必ず、娘に絵本を1冊買うことにしていて。
絵本とともに、自分へのお土産本、課題図書として購入しました。

🌱読みやすさ


独特な文章の書き方をする方だな、という印象はありました。読みにくいと感じる人もいるかと思います。
具体的な例やシーンが出されているのですが、それをコーチングのスキルと直結して考えるのに少し頭を捻らねばならない印象も。私の地頭が悪いだけかもしれませんが…😂

🌱好きなところ、フレーズ

コーチングポイントの欄にまとめとして、

「人を大切にする」とは、その人を「見ること」「聞くこと」「触れること」。

とあった。なんだか深い~

🌱こんな人にお勧め!


帯に、「子育てコーチング入門書」と書いてありましたが、個人的には、少しコーチングを学んだ人のほうが、読んでいて消化しやすいかなと思いました。

コーチング初心者の方が読む場合は、ゆっくりと1テーマずつじっくり噛み砕いて読むのが良いかと思います。

本書を書いた、あべさんも話していますが、自分がコーチングのプロであっても、いざ【対自分の子ども】となると、冷静になれなかったり、上手くできなかったりするものです。
こういう接し方が、一つでも、少しずつでもできたらいいな~というゆるい観点で読んでいくのがおすすめです。

🌱アウトプット!これから何する?


やってみたいと特に思ったのが、
【エンジェル・アイ(天使の目)】です。

これは、コーチや組織のリーダーがクライアントや部下の話を聞くときの一つのモデルとなるような眼差しを表す言葉、相手を無条件で受け入れる、そう決めている人の「目」の表情、と本書にあります。

きっと私も娘を産んで、毎日抱っこしながら寝かせていた頃は、この【エンジェル・アイ】を娘に向けていたでしょう。眉毛の上につむじみたいなのがある、可愛いな~、まつ毛のこの短いの1本だけくるんとしてる!ちゃんとお腹が上下してる、息してるなぁ、よかった、安心。

でも最近はどうか。お洗濯したり、洗い物したり、保育園の準備をしたりしながら、一人で遊ぶ娘に危険がないか、「見ている」という感じ。
寝かしつけのときも、トントンしながらもぼーっとしていたり…
この本を読んで反省…。毎日、四六時中は無理だけど、気がついたらやってみよう【エンジェル・アイ】。続けることで、娘も愛情を感じてくれそうだし、私自身も自己肯定感が上がりそう。

おわりに

一つでも学びや気づきがあれば、この本に出会ってよかったなあと思える。人との出会いと同じように本との出会いも大切にしていきたい。


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