酸鉄液4

鉄サビと酢でつくる媒染液

鉄媒染で使用する媒染液の作り方。
今回は鉄サビと木酢液で作る木酢酸鉄液、鉄サビと食酢で作る鉄漿(おはぐろ・かね)の2点、鉄媒染ではよく使われる媒染液の作り方です。黒染、茶染、鼠染に利用されます。深くくすんだ色になり布が多少ゴワつく。 鉄媒染は色素の固着・堅牢性が他の媒染方法よりも比較的強く作用します。

余談になりますが...お歯黒ってご存じですか、平安貴族の女性の歯とか今川義元とかをイメージしますが・・実はそれも鉄媒染(鉄漿)なんです。発酵させた米だとか麹などを古釘と一緒に壺に入れておいて作った液に五倍子(タンニン)を混ぜたもので、それを歯に塗って染めていたそうです。

サビついた古釘や鉄がない場合には、
サビついていない釘とお水をお鍋に入れて沸騰させ約15分程度煮る。
※お鍋は使わなくなったものか専用のものを使用してください。
決して普段のお料理に使うお鍋は使わないでください!


煮ましたら水を切って放置して空気にさらしておくとサビがつきます。
下記のような感じです。

十分に鉄にサビが出てきたら・・・
早速、媒染液を作ってみましょう。今回は木酢酸鉄液と鉄漿の作り方(分量は違いますが作り方は同じです)を説明していきます。
※作り方や分量については、他にも方法があります。本などでいろいろ紹介をされていますので確認してみてください。

■木酢酸鉄液を作るのに必要なもの
●古釘500g(サビのついた)
●木酢液250ml~350ml程度
●水500ml

■鉄漿(おはぐろ・かね)を作るのに必要なもの
●古釘500g(サビのついた)
●食酢500ml
●水500ml
※今回はタンニン(五倍子粉や茶渋)無しで作ります

中火~弱火で15分位

以上で完成です。
実際に媒染する時には、もの凄く薄めて使います。

今回は煮る方法で、一般的?な作り方を説明しましたが、
個人的には作る過程で煮ると出る匂いが嫌いなので、なんとかならないものかと..いろいろ試しました・・今は煮ずにインスタントコーヒーの空瓶に鉄と木酢液と水を入れてフタをして放置一か月以上経つ木酢酸鉄液を使っています。正解かどうかはわかりませんが、一応効果はあるようです。


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『主に植物で色を染めること』についてを中心にイラストなども交えながら綴っていこうとおもっています。