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    箸にも棒にもかからない

最近の記事

2023/05/29

彼女がいる男を好きになった。奪う気なんてほとんどなかった。具体的に言うなら、奪える確率は10%もないと思っていた。だから、好きだという気持ちを抱えたまま、今だけ楽しければいいと思っていた。 そうだったのに。 その日も、2人で遊んでいた。 「ちょっと電話しないといけないから」 と席を外す彼。 「電話苦手なんだよね」と言っていた彼。 珍しいな。なかなか重要な用事なんだなぁ。 そんなことを漫然と考えていた。 そこから1時間ほどして戻ってきた。 「電話、長かったね」 「うん

    • これでおわり!

      毎週何かしらの適当な思いついた言葉だけを並べてnoteを書いてきたけど、もう終わり!社会人になるのを機に辞めます!!!何かあったら書きます〜🎶50週以上続けてたらしく驚きだね!笑

      • 多分、気持ち悪いと思ってしまうだろう。

        私は、女です。ですが、あなた(女)の事が好きです。付き合ってください。 私がこのようなことを言われたらどう思うだろうか。 私は、多分、気持ち悪いと思ってしまうだろう。たとえそれが、大親友でも。たとえそれが絶世の美女でも。 私は、過去、LGBTの話題でトラブルを起こしてしまったことがある。 それを抜きにしても、私は、性的マイノリティを受け入れることは出来ないと思う。 それは、本能的なものと、小さい頃の家庭の教育によるところだと考えている。 世間は何かと理由をつけて、

        • 2023/02/07

          正直、あなたが休学しようがしまいが、私には関係ないんです。 あなたが勝手に体調を崩して、あなたが勝手に学校にこなくなっただけなのだから。 でも、あなたがこれなくなった原因の一端に私が絡んでいることはほとんど確実なのです。なぜなら、あなたは私と多くの時間を過ごしていたから。同じコミュニティのさらに近い部分にいたのは私なのだから。 私は、あなたが休学することに対し、責任を感じています。この責任は、私が勝手に感じていることであり、あなたがどう思っているかは関係ありません。 あなたが

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          93本

        記事

          2022/02/03

          美しさの中にも卑しさがある。 そう私を評したのは、名も知らぬテレビディレクターだった。 大して有名でもない、イキった態度をとったそいつに、死ぬほど腹が立ったことを私は今でも忘れない。 だから、10年後、わたしがテレビスターとなって、そいつの番組に出る時、私は番組を死ぬほどめちゃくちゃにしてやろう、そう誓っていたのだ。

          2022/01/27

          はぁー、疲れた。 夜11時。残業を終えての帰宅。 独り言をつぶやくくらいには体も心も疲労困憊だ。 「えっと、鍵、、あった」 キーケースを取り出し、鍵穴にカギを差し込む。 ガチャ。 俺がドアノブに手をかけた瞬間のことだ。 「すみません!かくまってください!」 そういって、何者かが、俺の体に衝突してきた。 「うわぁ!!!」 俺は腑抜けた声しか出せず、されるがままに家の中に体が押し込まれた。 俺は玄関でしりもちをつき、そいつは俺の体にまたがる格好になった。

          2022/01/23

          「そういえば、今日デビュー日なんだね、忘れてた」 推しがラジオでそう言い放った。 アイドルなのに記念日を忘れてるその姿勢に絶望し、私は推しを辞めた。 多少の実話込ですが、推しがデビュー日を忘れるくらいで推しをやめたりしないし、結成日の方が大切なんだよ〜☆

          2022/1/16

          朝ごはんを食べないとお化けが出るって言うから、私は朝ごはんを食べるようになったんです。

          2022/01/10

          にゃーにゃーにゃー 猫が膝の上で泣いている にゃーにゃーにゃー 私はその猫の頭を引っぱたく

          2023/01/04

          「え、俺の見た目っておわってる?まじ?具体的にどこが??」 そいつは、自分の見た目が否定されたにもかかわらず、逆にうれしそうだ。 「眉毛の細さとか。ネックレスの数とか、いろいろで。一時代前のギャルみたい」 「なぁんだ、俺の質問に答えてくれるじゃん?やっぱ弥子ちゃんはお友達とお話したいんだ」 「私はこの会話を終わらせたいだけです」 「じゃあ、無視すればいいのに」 「あなたが私の腕をつかみ続けているから無視しようにもできないんです」 「あら!それは大変申し訳ない。幼気なレディの腕

          2022/12/29

          腎臓食べた

          2022/12/23

          いきているだけではなまる

          2022/12/18

          出会いは突然だった。学校の屋上で一人、ぼーっと空を眺めていた。 「何見てんの」 背後から男に声をかけられた。声の主は分からなかった。聞き覚えもなかった。教室では常にヘッドホンをして周りの音を遮断している。不要に話しかけられるのが嫌いだからだ。そういうスタンスで生きているから、私に声をかけてくる人間なんて、担任くらいしかいない。 屋上にはほとんど人が来ない。私たち三年の教室があるのが南棟の一階。わざわざ今使用されていない北棟の四階まで足を運ぶのは、一般生徒には面倒なことだ。人気

          2022/12/18

          2022/12/17

          何でこうなったんだろう。 私は、こんなこと望んでいなかった気がする。 でも、どう転んでもこうなっていた気もする。 あなたの前では、私の理性は壊れてしまう。 でも、本当に望んでいるのはこんな事じゃない。 もっと、軽くてピュアでそんな純粋な、はりぼてでもいい、そんな恋愛がしたかった。 でも、人間の三大欲求には抗えない。 うまい飯が出てきて、えっちできて、寝る環境もある。 一人暮らしでは性欲だげとことん満たされない。 性欲なんてなくなればいいんだよ。 毎日飯を食べ、眠るのに、どうし

          2022/12/12

          さあ、国民よ。 立ち上がれ。 目を覚ますんだ。 アキルキは群衆に向けて発泡した。

          2022/12/05

          雪の中を永遠彷徨う。 足跡はひとつもない。 どこ、わたしの、いえ。 白い息を吐きながら、裸足の少女はふらふらと彷徨っている。

          2022/12/05