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人を信じて「おまかせ」がいい理由。


たまにお客さんでいるのですが、職人の仕事に意見を細かく指示し、職人を動かして使うお客さんがいるが、やめた方がいい。

お客さん的にはあーだこーだ指示をし職人に動いてもらった方が いい仕事ができた気になる。一緒につくった気にもなる。その思いも大切だが、やはり素人と専門家では目線がどうしても違う。
素人が良いといったものは専門家からは良くなかったり、
職人がいいと言ったモノは、素人から見るとなんじゃそりゃ。と思うことがよくある。
この段差は案外馬鹿にできない。

どうすればいいかと言うと、
職人にある程度自分の意見を言って後は「おまかせ」した方が精神的にものびのびといいパフォーマンスをする場合が多い。
全く意見を言わないのも困るが・・・。
私のまわりの庭師たちも同意見だった。

なぜかというと、

「おまかせ」だと信頼してもらえてると思い、このお客さんのためにいいものを作ろうとする良心に働きかけ事になる。この職人の良心を引き出したら勝ちだ。

ある程度の予算で安く仕上げ、そして儲けようとするのではなく、その予算ギリギリでいい仕事をする様になる。

職人の仕事に長々と口を出すことによって手を止めたら集中力を削ぎ、時間もお金も余分にかかってしまう。

何の仕事でもそうかもしれないけれど、
ビジネスでも部下に指示を細かく与えすぎると考えない人間に育ってしまう。それは子育て教育でもそうかも知れない、口の出し過ぎはあまり良くないと思う。

更に大切なことは、何より信頼できる会社にお願いすること、行きつくことであり、その判断基準は会社の上司ではなく「部下」が生き生きと仕事をしているか、その姿勢を見れば良い会社か悪い会社か見分ける判断材料になるので、慌てずに決める事だと思う。

素人は意見を言ってはいけないことではない。スポーツを苦手な子がスポーツをしてはいけないことは絶対にない。

ただの、
職人を信じて任せた方がいい仕事するという話でした。

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