天から食べ物、地から飲み物
昨日に引き続き今日も
日本庭園の解体作業の仕事だった。
家主さんからは
日本庭園を壊して
駐車場の
スペースにしたいとのこと。
この様に
日本庭園を造るという仕事よりも
庭園を解体する仕事の方が多いのが現実だ。
個人宅で立派な日本庭園というのは
高度経済経済成長の名残がよく匂う。
景気が良い時に作られたんだろう。
自然は物を言わない分
邪魔者扱いされ
削られる事はよくある話。
作るより壊す方がはるかに簡単で、
切るより育てる方がはるかに難しい。
現代の思想では
地面は
汚れるし、
草が生えてくるのが嫌だから
アスファルトで固めて
車を使うに便利なようにし
都会・人間中心社会をつくる。
アスファルトの下に
天の恵みを待っている
雑草の種がいることを
想像できる人間がどれ程いるか・・・
植物は動かなくていい
というか
動けないから
本体は動かず子孫繁栄する。
タンポポの種は風が運び
スミレは乾燥した時の縮む力で弾き飛ばす
他にも鳥に運んでもらったり
そして
動けないけれど
待っていれば
天と地から
食べ物と飲み物もらえる
状態は少し羨ましいかもしれない。
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