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#72 『対話の重要性』力で力を抑えようとすると… 2022.3.13

「目には目を、歯には歯を」の良いところは、報復行為を「同程度」に抑えられること。やり返す際に、歯止めが掛かること。

しかし、それは「同程度」が明確であることが大前提。

「力」は目に見える部分もあるが、全体を完全に把握することは難しい。

また、目に見えない部分があることで、疑心暗鬼を生んでしまう。

さらに、「やられたら、やり返す」ことは、人間の本能として、我々にセットされていると思う。

感覚として、100やられて100返したつもりでも、相手にとっては、200返って来たように感じるのかもしれない。

そうなると、やはり、多くやられた分を返さなければならなくなる。

負のループ。


また、人間は感情で動く。

恐怖を感じると、自分を守る。

攻撃は最大の防御。

うまく行かなくなると、焦る。

焦ると判断力が鈍る。

普段では考えられない、行動をしてしまうことも。


「力」を抑える有効な手段は、

「対話」だと思う。

いや、「対話」しかないと思う。

「対話」は、フラットに、お互いの気持ちを出し合う。

「対話」の前には、一旦、感情をリセットする。

お互いを双方で、確認し合う場所となる。

ここまで、お互いが辿ってきた道を、振り返る機会となる。

個人も、組織も、「対話」しかないと思う。


「対話」をすること自体、本当に難しいことかもしれない。

簡単に出来るのであれば、そもそも衝突が起こるわけがない。

しかし、疑心暗鬼から生まれた、「ズレ」や「勘違い」が大きくなり過ぎないうちに、どうにか「対話」に漕ぎつけたい。

そして、「対話」は一度では足りない。

一度だけでは、「ズレ」が修復出来ない場合も。

また、修復した「ズレ」が、再び生じることも。


んー、昨日の夜、妻とちょっと口論に…

今日はこちらの方から、

「対話」をお願いしてみようかな。

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