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「深川木場」−冷徹な白銀に浮かぶ広重の愛!–『名所江戸百景』

最近脚の筋トレやマッサージをサボっているので浮腫みがすごくてスキニーが様になりません、、。

筋膜リリースやふくらはぎの浮腫取りは毎日していてもそれだけじゃどうにもならないくらい浮腫んでしまっています。

鏡を見るたび悲しくなります、、。

なので毎日できなくともしっかり保湿とマッサージをするべくオイルを購入し、習慣化できる筋トレを検索しました。

続けばいいなとそんな悲観した私を見守る未来の私が言っておりました。

そんな悲観的な今日も広重。今回は『名所江戸百景』「深川木場」です。

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◼️ファーストインプレッション

深川木場の場所は昨日少し見ましたが、葛飾と有明に挟まれた湾岸エリア。

雪の景色に木材たちが種類関係なくいろんな角度に置かれています。

まず手前の斜めに置かれた木材。これはきっと家屋に使う木材であるのでそのまま放置しているのでしょう。今でも木材を置いている一角は見かけますのでそれと同じ役割でしょう。

川の中に浮いた木材は昨日の絵にも同じような描写がありましたね。この光景がまさに木場って感じがします。

奥の柵のような縦の木材の並びはきっと柵だと思いますが、その直線的な感じがこの絵の尖り具合を際立たせています。この柵はありとあらゆる所に描かれていて、その効果は意図的なものとしか感じられません。

また、この直線的な印象を持つ木材だけでなく植物としての木も描かれていますね。雪を被った木であっても生命感を感じられるものです。そんな生き生きとしている木が木材としての木と相まって画面下に木が溢れています。

それに反して空には何もなく雪が降っているだけ、その閑散とした光景が画面下の光景とのギャップで面白みが増しています。鳥が2羽、犬も二匹、人が二人描かれています。このつがいで描かれる生き物には何か意味があるのでしょうか。


◼️堀割

この絵の青で描かれている水面を堀割と言います。

木材を浮かべてそこから水面を覗かせている部分のことです。

名〙 地を掘って水を通したところ。ほり。

なのでここは今は埋め立てられていますが、そもそも地面だったところ。水を通したことで簡単に木材が操作できるようになりそう。

そこに蓑姿川並鳶が木材を操っているそう。どこかに行ってしまわないように見張っていたのでしょう。

◼️版元の影

この絵にも版元との匂わせが写っています笑。以前もいくつか描かれた絵に版元の一文字を載せるのは匂わせにありがちでしたね。

この絵にも手前の黄色い傘に半分しか見えませんが、「魚」と描かれています。これもまた、『名所江戸百景』の版元である魚屋栄吉のことを宣伝しているようです。

意外と目につかない手前の傘も広重がこだわったところなのがまた、作品は雪で寒くても愛のある暖かい作品に感じます。だからこそそんな広重の愛はつがいで描かれる生き物たちにも反映されているのでしょう。


今日はファーストインプレッションで私の感想を長々と述べましたが、堀割や版元の印について言及していきました。

今日はここまで!

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