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Notionで始まる、デジタル・コンテンツクリエーションの可能性

Notionで始まる、デジタル・コンテンツクリエーションの可能性

今日は生産性。いわゆるGTD(Getting Things Done)ですね。「物事を片付ける」という点です。

タスク管理の落とし穴とNotionで始まる新しい潮流がデジタル・コンテンツクリエーションの現場で起こりつつあるという内容でお届けします。

コロナ禍で変わった毎日

ここ数年、特にコロナ禍が始まって以来、リモートワークやDX、デジタルトランスフォーメーションとこれによるデジタル化が私達の周りの生活や仕事を一変しつつあります。

そして、私達はますます常に自分の能力以上の仕事量に追われるという毎日です。

いかに締め切りまでに仕事を終わらせるか、顧客のクレームや問題点を修正するかに追われ続けています。

そして、いかに効率的に仕事を行うのかという観点から、多くの場合に、知的生産をいかに効率的に進めるかが問われています。

一方では、NFTやGAOといった、これまでとは全く一線を画すようなデジタル・コンテンツクリエーションの大変革が起こりつつあります。

コンテンツクリエーションにおける「生産性」の盲点

仕事の生産性という観点では、早くからGetting Things Done(GTD)と呼ばれるタスク管理がいかに効率的に行われていくべきかというような考え方が提唱されてきました。

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
デビッド・アレン

Getting Things Done: The Art of Stress-free Productivity 
David Allen

この考え方は、ライフハックを志向する一部のハッカーたちやIT系のエンジニア、プログラマたちによって火がつき、仕事の生産性を上げようとする先進的な知的ワーカーに大人気となりました。

ただ、ここでの落とし穴というか問題点は、これが、最初に提唱されたのが2000年代の初頭の話ですので、まだまだ紙で情報を扱っていた時代でした。

ここ20年でデジタル化が一気に進みました。情報量はデジタル化によってもう溢れかえっています。

デジタルとなった知識をいかに効率的に取り込み、それをデジタルで処理をして付加価値を加え、自分自身のアウトプットとして発信していくのかが問われています。

このデジタル化された情報をいかに同時に、タスク管理と結びつけていくのかという観点については、Getting Things Done GTDのところではあまり語られていないのです。

タスク管理という観点では、様々なタスク管理のツールが現れてきました。GTDもさまざまなクラウドツールを組み合わせて運用しようされてきました。

ただ、そこでは問題は、情報知識を同時に管理して、プロジェクトやタスクとを並行して進めていくかという管理の仕方は、ほとんど見られませんし、そこにそのような機能はありません。

セカンドブレイン・サミット

私はコロナ禍が大流行へと転じた2020年4月、セカンドブレインと呼ばれるグローバルなナレッジ集団のコンファレンスに参加する機会がありました。

このセカンドブレインでは、デジタルな情報とタスク管理を同時に効率的、効果的にデジタルな世界でオートメーション化されたツールで可能にするフレームワークアプローチであると言います。

このセカンドブレインですが、つい先日の2022年3月、セカンドブレイン・サミットが、開催されました。

トーマス・フランクとNotion

その多くが起業家やコンサルタントたちだったのですが、注目すべきだったのは、その中には音楽系のクリエーターがいました。そのプレゼンターはトーマス・フランクです。

トーマス・フランクとNotion

彼はNotionというツールリリース当時からもう既に4年間、かなり使い込んでいる強者です。楽曲の制作やYouTubeのコンテンツを彼を取り巻くクリエーターのチームで配信しています。

このプレゼンテーションでは、彼がNotionを使い、実戦でどうコンテンツ配信に、音楽系の情報を収集管理しながら配信のタスク管理に使ってきた経験を話をしてくれました。

彼自身ミュージシャンであり、クリエイターです。現場で実践したコンテンツの作り込みや日々の仕事で、このNotionを使っています。

コンテンツ・クリエーションの現場で、新しいデジタルな生産性の可能性が生まれようとしているのです。

GTDとセカンドブレインから始まる可能性

Getting Things Doneではタスク管理のアプローチを提唱しました。

全てのタスクを1ヶ所にまとめ、優先順位等を締め切りで管理していきます。

セカンドブレインは、GTDから発展したクリエーターのための知識管理にプロジェクト管理の考え方を加えたものです。

全てのデジタル知識を1ヶ所にまとめ、プロジェクトと並行して管理をしていくという考え方です。

このツールとして紹介されているのが、Evernoteというこれはもう10年以上前から使われてきている、もう定番のツールですが日本でも愛用者がたくさんいます。

これに、セカンドブレインのPARAと呼ばれる管理ツール、プロジェクトの中でいかにいい知識を管理していくかというフレームワークを組み込んだのです。

EvernoteとPARAと呼ばれるアプローチで、プロジェクト単位で膨大なデジタル知識をシンプルに管理できるという点が強みです。

Notionで可能になる新しい知識の生産性と働き方

ただ、ここでの問題は、タスク管理は外部のツールタスク管理ツールで扱うことになります。

先ほどのトーマス・フランクはこれをNotionで使うことによって、知識管理とタスク管理を同時に1ヶ所で管理できるようにしました

なんと、GTDのワークフローさえも、この中に取り込んでしまいました。インボックス、次に取るべき行動、カレンダー、いつかやる/多分やる、連絡待ちリスト、資料などが全てプロセスに組み込まれていまする

さらには、Notionの自動化スクリプトを使うことにより、多くのタスク管理を自動化できるようにアップグレードしています。

さらには収集してきた知識を、アーカイブの中でもカスタマイズして後から使いやすいようにしています。

新しい知識と働き方のインフラが生まれようとしている

Notionは今、SlackがIT企業のコミュニケーションツールに、Zoomがリモートワークのインフラになりつつあるように、IT企業やナレッジワーカーが必要としている知識管理ナレッジマネジメントのインフラになろうとしています

著名なベンチャーキャピタルから2億5000万ドルという資金が投入され、既に10億ドル(約1300億円)というバリエーションまでもう去年のうちに付いているほどです。バリバリのユニコーンですね。

想定しているユーザーは、クラウドを使う多くのナレッジワーカーや知識をベースとした仕事をする人たち、それにいわゆる音楽や芸術も含めたクリエイターです。

まず最初にスタートアップの起業家や、あるいはプログラマーたちそういった高度な知識を扱うような人たちからかなり注目され、今、若者たちの間でどんどんと利用者が広まっています。

ここ数年で一気に2000万人のユーザー数を獲得し、さらに爆速の成長を遂げようとしています。Evernoteもうかうかしていられないような状況です。

もしナレッジワークやクリエイターの知識やイノベーションといった分野に関心があるならば、セカンドブレインやNotionのこの後の展開に注目しておいた方がいいと思います。

この点については、この後からも詳しく配信していきたいと思います。

今日のお話はここまで。とにかく明るいやまけんがお届けした人生後半戦のハーフためでした。

この後の配信にも楽しみに。


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