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患者さんから医師へ伝わる情報は真実か?真実は一つだけ!

 1500字前後とそれほど多くない文章なので、最後まで読んでいただけると嬉しいです😄思いをつづっています。

 体調が悪くなって病院を受診するとき、『問診票』→『医師の診察』→『検査』→『医師の診察』→『薬局』という流れが一般的だと思います。

 この病院受診の一連の流れの中の最終段階にある【保険薬局】(例えば、病院近くの薬局等)では病院内の『電子カルテ』の情報が確認できません。

 検査値や患者さんの基本情報はもとより疾患名、検査履歴、使用した注射剤、診察時の医師の考えなど多くの情報が手元に無い状態でお薬の説明をしなくてはならないのです。

 処方箋と患者さんとの会話、そして患者さんが検査値を持参していればその内容から、医師の処方意図を読み取る!

 患者さんからは質問をされ、帰宅後も疑問があれば相談され、そこで会話した内容を患者さんなりに解釈して医師へ伝えますが、これが正しく伝わる場合とそうでない場合がある!!真実は伝わらないことが多いということなんです!

 保険薬局薬剤師はエスパーか!?

と思うほど保険薬局薬剤師はすごいことをやっていると思います。

 そして全員とはいいませんが、大半の薬剤師は正確な情報を患者さんへ伝えているはずです。それでも患者さんから医師へ伝わる情報が真実ではない場合もある!

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 ナゼ(・・?そうなるのか?それは、『患者さん自身の都合のいいように解釈されている』ためではないかと思っています。
 こう書くと患者さんが一方的に悪いようにも感じますが、患者さんも意識的ではなく『無意識に自分がもともと出している正解に近づけようとしている』だけなのです。
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 「新しい薬には副作用があるのではないか?」と思っていれば、少しでも会話の中に副作用の話が出ただけでも「やっぱりこの薬は新しくて副作用が多いんだ」という解釈になってしまいます。

 また、もともと便秘気味の方に「便秘になることもあるかもしれません」と言うと「もともと便秘だし、便秘がひどくなるの嫌だから飲まなかった」となります。

 そして、これらの会話は誰が言ったのか!?となると

薬剤師 !!

となってしまう訳です。

 でも、これはまだいい方です。

 「吐き気がひどくて、新しく追加になった薬のせいかしら?」に対して「胸焼けという症状も確かに出ることがあります。我慢できないようなら医師に相談して服用を続けるか他の薬に変更するか判断してもらいましょう」と答えたとします。これが「薬剤師さんが胸焼けしやすい薬だからやめたらいいんじゃないかなと言ってたのでやめてました」に変わることもあるんです。

嘘のようなホントの話........

 本当は文書で、話した内容を提供したり、電話の内容を録音するような仕組みができれば、間違った情報が伝わらずに済むのかもしれません。

 製薬企業の問い合わせ窓口などでは電話応対向上を目的として通話内容を録音するところが大半となっています。

同様の対応をしたら、
患者さんはどう思うのかな?

患者さんが店頭や電話で相談したり、確認してくれる情報としては

1.薬の副作用のこと
2.薬の飲みあわせのこと
3.薬の服用方法・使用方法
4.症状に応じた治療薬の選択(薬品名等)
5.過去にもらった薬が使えるか
6.報道されていることへの問い合わせ
7.OTCを含む薬局商品の在庫問い合わせ
8.生活・家族の相談

など多岐に渡り、処方箋がない人、他の薬局で薬をもらった人などからも電話はやってきます。

 精一杯の気持ちで薬剤師は回答しています。

 真実が曲げられないような方向へ向かって行くことを心から願っています!

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