109 2024年夏アニメ、途中評価
今季のテレビアニメの途中評価、もっと早くやろうと思ったけど毎日noteでなかったりと記事にしたいアニメが結構あったりでまとめ記事の機会が作れませんでした。今日はたまたまエアポケットになったので書いてみたいと思います。
S枠
・【推しの子】
S枠の筆頭、やはりこれを挙げなければならないです。ドラマのジャンルとしては私の好みから若干外れるのですがクリエーター物として好感を持ち、ドラマの盛り上がりとしても作画、各キャラの扱いにしても真摯であり、総合評価は今季ベストです。記事にしないのは既に推し記事がいっぱいあるからで、毎週楽しみにしてることを白状します。
・負けヒロインが多すぎる!
その【推しの子】に対抗する、感想動画でも盛り上がってるのがこのマケインです。話しとしては高校生の恋愛敗者の悲劇の物語ですが作画、背景美術、音響等々、制作にかける熱量は今季随一かと思えるほど。私も毎回驚かされて感想noteを挙げてたのですが原作売れ切れ、ネットでも大盛り上がりの状況ではもう私のnoteは必要ないかと。応援したいアニメが他にあるから。
・時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
私がまず押したいのは通称ロシデレ。最新話のnoteはまだですが、本作ほど当初の期待を裏切られたアニメは今季ないです。それは私にとっては悉くいい意味だったのです。背景美術や男のキャラデザでは豪華さや繊細さがないのですが、学園生活に政治を持ち込んだ一点に、私はロシデレの最大の価値と思っています。
・銀河英雄伝説 Die Neue These
どうも銀河帝国は「戦後日本」、自由惑星同盟はワイマール共和政を準えているみたい。両方の悪いところが忌憚なく表現されてるので、毎回本当に楽しんでいます。
・小市民シリーズ
S枠の最後にしたのは登場人物が限られ、毎回の舞台も閉ざされた空間が多いからで、キャラデザの完成度、背景美術の華麗さは随一かと思えるほどです。話しは些細な日常の謎で正直地味ですが、その華麗(派手)と地味の対比が見事と思って毎回楽しんでいます。
A枠
・菜なれ花なれ
背景美術からA枠としましたが、エンタメ=応援と定義した、作り手の顔が見えるアニメという点で実に私好み。無料配信が遅いので直近はまだnoteしてないですが、毎回どんな話か楽しみです。
・狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF
前季からの2クールもの。4月のシリーズ初期は作画や演出に豪華があったと記憶してますが、現状はいい意味でも悪い意味でも落ち着いています。しかしド派手さがない代わり、キャラクターのそこで生活してる感は半端ないです。これが地に足の着いたアニメ、狼少女というファンタジー(夢)はあるものの、そのほかの要素は現実のヨーロッパの資本主義の黎明期を参考。その大きな嘘は一点と言うフィクションの理想形を毎週堪能してます。
・義妹生活
作画でも背景美術でも派手さがなく、現代が舞台なので飛びぬけた物語でもないのですが、毎回二人の壊れそうな微妙な関係を楽しんでいます。
・NieR:Automata Ver1.1a
月に人類がいないなら結末は何か、9Sはどうなってしまうのか、唯一のSFものとして面白く観てます。ゲームは未プレイです。
B枠
・伊藤潤二『マニアック』
ギャグになってしまったり、ホラーというより悲劇になった回もあるのですが、30分枠のホラーアニメと言う暴挙を応援したくて観てます。
・ザ・ファブル
あの高橋良輔監督作と思って観始めようと思ったのですが、掘り出し物でした。裏社会が堅気の世界に食い込んでいく、浸食されていく過程がスリリングで、テーマ的に私の好みです。
・疑似ハーレム
早見沙織さんの声の多彩さ、凛ちゃんの百面相の表情とともに最初は面白く思えたのですが、他の要素にこれはと思えるものがないと思ってしまい、総合評価は結構低くなりました。しかし観てるときは素直に楽しめているので、今回の順位は私の不満から出た結果ではないです。
・闇芝居
締めはお馴染みの5分アニメ。でも気合を入れて観るのでちょっと溜まっているのですが、作画は凝っていないのに雰囲気や脚本で物語る手法、毎回楽しみにしています。
他に『ゴールデンカムイ』(今は三期)、そして『機動戦士ガンダム』(アムロ脱走中)。