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049 四月二十五日、今回も一日だけの災害ボランティア①

 二回目の投宿のホテルで起きたのは5:30。そこから朝食を食べずに身支度をし、金沢駅に向かいました。今回は金沢で前泊し、一泊二日の一泊をテント村、七尾城山野球場を利用する予定でした。
 6:30発の七尾線の車中で朝食のパンを食べ、約一時間半ゆられる。結構眠かったので持ってきた大江健三郎、手に取らなかった。前日のかがやき車中では多少読んだけど。
 七尾駅に着いて余裕があったので駅前を撮り、タクシーに乗る。買い換えたiPhoneでGoogle Mapを使えば歩いて行けない距離でなかったけど、能登に金を落とす意味で使うことにしてます。
 そして三回目の七尾市文化ホールに到着。テント村利用者は正面玄関からとのことなので、入ってしまえば同じだけど大きい扉から入ったのです。そこはすでに災害ボランティアの猛者たちが待機している場所。ある者は立って、ある者は座ってたけど私なんかの入門者とは及びもつかない風格があって。でもガタイがいいと見受けられても、横幅がある人は女性に一人見かけただけでした。
 今回はiPhoneでの受付が出来、ゼッケン(検索したらビブスでした)を借り、名前を書いたシールを貼ったのです。そして始まったオリエンテーション、今回は仮仮置き場、調査、後片付けがありました。二日出来ると思ってたこの時は体力温存のため、前回に続いて仮仮置き場に行こうと思ってました。しかし仮仮置き場は団体さん(名前は忘れました)が20名ほどまとまって担当し、私は調査に回ることにしたのです。
 調査とは個人の家に行っての聞き取り調査。すでに発災から三か月半あまり立ったけど、現状どうなっているか、困りごとはないのか、改めて一軒一軒訪問してインタビューするというもの。プライベートな部分に踏み込むと容易に想像ついたけど、震災の生の情報に触れることになるので(言い方に難がありますが)待ちに待った仕事だと思ったのです。(大塩高志)


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