2024.6.8
六本木の森美術館は森タワーの52Fにある世界で一番高いところにある美術館だ。おおい待ってくれよ。誰しも一度は聞いたことはあるルーブル美術館やニューヨーク近代美術館は別に高いところにあるわけではない。それにも関わらず、森美術館のホームページには「世界で一番高いところにありまっせ」と誇らしげに書いてある。美術作品を保存したり展示するための貯蔵庫において「高さ」という基準は全くもって価値がないことを日本という国はわかっていない。森美術館は現代の高床式倉庫、いつまで高いところに蓄えているつもりだ日本人。でもさいわいなことに、ねずみ返しは付いていなかったので俺のようなねずみ寄りの人間でも入場することは可能だった。ねずみというのは、貧困ということだ。シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝。アフロ民藝とは、黒人の文化と日本の工芸を融合させた新しい美学の形らしい。
まず森美術館の館内が異様に広いことに衝撃を受ける。そのゆとりのある空間がいかにも六本木っぽくて期待を裏切ってこないなと思った。六本木には狭い空間がない。六本木の質を下げるには、たくさんの狭い空間を作る必要がある。
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タイトルは「近代土管」
土管はいつの時代でも「土管」でいい。
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さまざまな形の遺体が入っているみたいだ。
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文化とか哲学とかはまったくわからなかったけれど、面白いものや面白くなりそうなものがいっぱいあって良かったでした。
銭ズラ