中高生に贈る。ネガティブ感情・プレッシャーへの対応。優秀な大人はどうやって毎日をポジティブに生きているか。
現代社会の中で、ありふれた情報、サービス、一方で厳しい規制やルールができ、人の暮らしは快適になる一方で、ノイズの多い現代社会に強いストレスを感じている。
優秀な大人ほど、大きな舞台が用意され、周囲から注目され、仲間から期待され、その責任感から、うまくやろうとするほど、成功しようと思うほど、力みが強く、この前向きな気持ちによって、逆に強い不安感、恐怖心が出てきてしまいます。
このストレス社会の中で生きるために、大人はこのプレッシャーやストレスをどうコントロールしているか。自分の中に望んでなくても勝手に生まれるネガティブな感情、プレッシャー,緊張、大きな舞台になるほど、ネガティブな感情が強まること、これは『その場の環境が人の心理に与える要因』です。
このような場面に対し、一番といっても良いほど大切なことは、『私には変えられないこと、そして私にも変えられること、これを自分で理解すること』から始まります。
さてここで言う優秀な人とはどのような人で、生活の中ではどのような不安・悩みにさらされているのでしょうか。
①優秀な社会人や経営者
⇒会社や個人の成績・社会からの期待・従業員からの期待
《心に抱えている課題》
期待や義務からから生まれる責任感と恐怖心。優秀な人ほど、活動量が増え、多くの場所へ行き、多くの人と話、多くのストレスにさらされる。
②スポーツ選手・アスリート
⇒チームからの結果への期待・ファンの視線・自身の成績/好不調が必須
《心に抱えている課題》
成績不振、プレーのミス、不調時や怪我など、試合に外された時の恐怖不安感。大きな大会、緊迫したシーンほど、不安恐怖が強まり緊張するのは、全人類に共通の世の中の法則。大舞台で選手はどう緊張と付き合っているのか。トップアスリートになるほど、メンタルの勝負と言われるスポーツ界。アスリートも一般人より心が強いということはなく、克服するものではなく、メンタルを訓練鍛錬し、自身の方法で緊張とうまく付き合っている。
③俳優・タレント・モデル
⇒上手な演技へのプレッシャー・観客の視線・自身の評価・人気度/ファン数
《心に抱えている課題》
人目にさらされた舞台で、自分を表現できるか。どの程度の自分の能力を本番で発揮できるか。今後も任せてもらえるか。ファンが多くなければ成り立たない業界のため、常に世間の目、評価を意識している。有名になるほど外出もできず、日常生活が制限され、競争の激しいストレスフルな日々を耐える必要が芸能界にはある)
これらの人の中でも優劣があり、売れっ子になるほど注目も期待も高くなり、強いプレッシャーに自分がつぶされそうになるほど、本人の中ではストレスを感じています。そう見せないこともプロのテクニックです。
さてこれらの人が、極度の緊張やプレッシャーをどのように乗り切っているのか、病院に通っているのか、いや違いますね。薬を飲んでいるのか、これも違いますね。大人向けにもちゃんと対策方法があります。大人の方があるかもしれませんね。
★各界のトップクラスがプレッシャーに対して実践している方法★
▲ 優秀な人ほど抱えている問題 ▲
✔ 明日のことを考えて不安で眠れない。
✔ 緊張して本番前、本番中に失速してしまう。
✔ プレッシャーやストレスが強く表情がにごってしまう。
✔舞台・ステージに上りたくないほど緊張する。
★トップクラスがプレッシャーに対して実践している方法★
スポーツや芸能の業界ではメンタルトレーニングという対策がある。
メンタルトレーニングにおいてもマインドフルネスが基本であり、マインドフルネス(マインドコントロール)を習得することが、時代と共に求められている。
《Step1》変えられること変えられないことを理解する。
⇒変えられないもの=外部の環境、他人、過去
⇒変えられるもの=自分、いま=目の前の現実、未来
《Step2》自分が弱いと理解する(自分には弱い部分があると理解する)
⇒人の心は常に平穏ではいられないことを知る(全人間の性質)
⇒人の心は陽と陰でできており、心のなかで常に繰り返している。
《Step3》自分をコントロールする方法を身につける。
⇒自分=マインドコントロールを練習する。
⇒マインドコントロールを鍛える方法のひとつがマインドフルネス(瞑想)
⇒マインドフルネスは毎朝、毎晩、本番前に行うとより効果的である。
⇒マインドフルネスを繰り返すことで、自分の中にある本来のマインドと出会い、その自分と対話できるようになる。(ハイレベルなマインドコントロール)
《Step4》日常生活の中でマインドコントロールを実践する。
マインドフルネスとは?何をするの?
マインドフルネスとは、日本語では瞑想と言われ、呼吸方法のことを意味することから深呼吸という方もいます。
なぜマインドフルネスを行うかと理由は、私たちの心を集中させ、自分の意識を現在/いまに自分で向けること。簡単に聞こえますが、私たちは過去のことや未来のことについて考えたり、多くのことに気を取られています。
夏の甲子園で日本中をフィーバーさせた野球選手が言いました。野球をやっていてよかったことは?という問いに対し、『僕は怪我をしました。手術もしました。その時、野球はもちろん、ベンチに入ることもできなかったんです。ひとりリハビリをする日々。その時が1番苦しかった。でも、その時に手に入れたのがマインドです。僕はこの自分の中にあるマインドを知れたことが野球をやっててよかったなと思うことです。』
マインドフルネスを行うことで、私たちは自分の中にある多様な感情や考えを正確に知ることができます。マインドフルネスは呼吸ひとつで心を落ち着かせたり、集中力を高めたり、ストレスを軽減したりすることができるのです。
マインドフルネスは、瞑想や深呼吸などの練習を通じて行われることが一般的です。学生の場合、忙しい日常の中で少しの時間で良いので、授業中や休み時間に、試験勉強中や寝る前でも良いと思います。目をつぶって深呼吸をしたり、自分の心が感じていることに集中する練習をすると良いでしょう。これを繰り返すことによって、自分の感情やストレスに正確に気づけるようになり、自分を正確に知ることで穏やかで集中力のある自分の状態を作ることが段々とできていきます。
マインドフルネスをやる効果的な時間帯
一般の方の日常生活の中で効果的なのは朝のマインドフルネスです。
もちろん簡単に身をつけられるものではありません。世界で活躍する経営者やアスリートも毎日やっていることですから、完成形などないのです。
朝起きた時に誰にも必ず存在する陰の自分。マインドフルネスによって、不快な感情と感覚を自分で突き放し、リセットすること。これによって一日の過ごし方がより充実し、その結果幸せを感じたり満足感のある日常が増えてくるものです。気持ちよく一日をスタートしたい人は朝出る前のマインドフルネスが効果的です。
疲れを取りたい方、深い睡眠を取りたい方は夜の時間帯が効果的です。
夜の時間帯に行うマインドフルネスは練習であっても、一日の出来事や感じたことを振り返り、心の中の思考や心配事を整理することができます。これにより、心を安定させ快適な深い睡眠に入りやすくなります。
最後に。おススメのマインドフルネス練習方法。
マインドフルネスは、大人の心の健康や幸福感を向上させるためのとても有効な方法です。きっとみなさんが大人になったらもっともっと役に立ってくれます。悩みがある方もない方も、日常をより楽しむためにも、ぜひ中高生のみなさんも試してみてください!
中高生にもおすすめのマインドフルネス講座を3本ご紹介。ここには特にオススメの動画を紹介していますが、他にもたくさんありますから、自分に合う方法を探してみてください。きっと本当のあなたに出会える方法があるはずです♪
good day,good time.
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