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能動的サイバー防御(ACD)/逢坂誠二 #7835

【24年6月14日 その6138『逢坂誠二の徒然日記』#7835】
午前4時の都内、薄雲が広がっていますが、既に空は明るくなっています。特に東の空は日の出直前の雰囲気です。朝の気温は19度。日中も晴れ、32度の予報です。今日は上弦の月ですが、見ることができるでしょうか?

1)能動的サイバー防御(ACD)
サイバー攻撃を受ける前に対抗措置をとる「能動的サイバー防御(ACD:Active Cyber Defence)」に関し、先日、政府の有識者会議が初会合を開きました。

海外からのサイバー攻撃が発生しないよう、普段からネット空間を監視し、ネット空間の怪しい動きを事前に察知し、必要な場合は攻撃を受ける前に相手のサーバーに先生攻撃をして無力化するのが、ACDです。

サイバー攻撃から、国内の重要インフラや国家機密を守るのは極めて大切なことです。大規模なサイバー攻撃を受けたら、ATMが使えない、航空機や列車の予約ができないなど国民生活が維持できないばかりか、専守防衛のための自衛隊も機能しない場面も考えられます。

サイバー攻撃への対策は、今の時代、国民の命と暮らし守るために必須のものだと思います。

一方、憲法21条は「通信の秘密を侵してはならない」と規定しています。ACDは日常的にサイバー空間を広く監視します。そのため人権や通信の秘密をどう保護するのかが問題になります。

もちろん憲法には、公共の福祉という考え方も明記されていますが、公共の福祉の範囲とACDの関係をどうするのかが、今後の大きな課題の一つとなります。

ACDと公共の福祉の関係を慎重に見極めながら今後の議論は進みます。政府の動きを注視しつつ、どのように国民の命と暮らしを守るべきか検討します。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.6.14===
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