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避難できない原発の廃炉は当然/逢坂誠二 #7702

【24年2月2日 その6005『逢坂誠二の徒然日記』 #7702】
夜明け前の都内、空全体に雲が広がり、ちょっと強めの風が吹いています。フリースの首周りから冷気が差し込んできます。今は2度程度。10時頃から晴れ間が広がり、8度との予報です。

1)避難できない原発の廃炉は当然
今回の能登半島地震で、志賀原発から放射能が漏れていたらと思うとゾッとします。

道路は寸断され、家屋が倒壊したのですから、「避難」も「屋内退避」もできない地域が数多くありました。

この地震を受けて、避難計画のあり方も見直す必要があるというのが大方の見方だと感じていましたが、昨日のある会議で、原子力規制庁の方から、次の発言がありました。

「家屋倒壊が多数発生するような地震等の自然災害と原子力災害との複合災害に際しては、人命最優先の観点から、まず自然災害に対する安全が確保されたあとに原子力災害に対
応することが重要。能登半島地震を踏まえ、原子力災害対策指針における防護措置の基本的な考え方を変更する必要はない、というのが委員の共通認識。原子力規制庁として能登半島地震を踏まえて原子力災害対策指針を見直すことは考えていない」

この発言を聞いて、ぶっ飛びました。

地震と原子力災害が同時発生した場合は、被曝しても良いから避難せずまず命を守る、これが政府の立場です。

考え方が逆です。避難できず、被曝するような可能性のある場所に原発は立地できないと考えるのが、国民の命を守るために当然のことです。今回は、そのような災害が発生したのです。ならば志賀原発は廃炉しか道はないのです。

何が何でも原発を存続することが前提になっているので、国民軽視の議論になっていることに気がつかないのかもしれません。

避難できない原発の廃炉は当然です。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.2.2===
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