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避難できなくても原発は動かす?/逢坂誠二 #7706

【24年2月6日 その6009『逢坂誠二の徒然日記』 #7706】
昨日、昼前から都内は雪になりました。昨夜遅くまでに、地域によって違いはありますが、国会周辺でも10センチ程度積もったでしょうか。今朝も雪が残り、高速道路も多くの箇所が通行止めになっています。今日も多少雪が降るかもしれませんが、積もるほどではないようです。日中は5度程度の予報です。

1)避難できなくても原発は動かす
原発事故の際の避難計画に関し、能登半島地震を契機に色々な議論が湧き上がっています。今の原発事故時の方針は、二つです。

*原発から半径5キロ圏は即時避難
*半径5〜30キロ圏は屋内退避し、放射線量が一定のレベルを超えたら避難

今回の地震で明らかになったのは以下です。

*道路等が寸断され避難できない
*家屋が倒壊し屋内退避ができない

今回の地震後の1月17日、原子力規制委員会は、原子力災害対策指針(原災指針)の見直しを決めています。

しかし山中委員長は「屋内退避などの基本的考え方を大きく変える必要はない」とも言っています。

1月31日行われたある会合でも、規制庁の職員が次のような発言をしています。

「被曝をゼロにするという考え方を我々は持ってはいない」

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こんな状況の中で、規制委員会は原災指針をどの程度見直すのか、よく分かりません。

「屋内退避の開始のタイミングや期間を明示的に示す。そこが重要な論点」、山中委員長はこんな話もしており、屋内退避が中心の見直しになると思われます。

実効性のある避難計画が策定できなくても、とにかく原発を動かす。この基本姿勢を変えない限り、国民は危機にさらされたままです。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.2.6===
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