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物流の2024年問題への対応/逢坂誠二 #7714

【24年2月14日 その6017『逢坂誠二の徒然日記』 #7714】
昨日の都内、気温が16度程度まで上がりました。函館も10度になったようです。今日はさらに上がって18度程度になるようです。完全に春の雰囲気ですが、春の到来が早すぎます。こんな状態ならば、桜の開花がどうなるのか気になるところです。

夜明け前、薄っすらと雲がありますが、星が見えます。日中は晴、夕方に雲が多くなるようです。

1)物流の2024年問題への対応
昨日、トラックの2024年問題に対応するための物流関連2法の改正案が閣議決定されました。

物流の2024年問題とは:
この4月からトラックドライバーの時間外労働が年間960時間が上限となります。これによってドライバー労働時間が短くなることで輸送能力が不足し、「モノが運べなくなる」可能性が懸念され、これが「物流の2024年問題」です。

法案の柱は以下です。


下請け業者の低賃金対策として、元請け業者に対し、下請けの業者名などを記した管理簿の作成を義務づけ、運送体制の可視化

荷主が下請けと運送契約を締結する際は、業務内容や対価を記した書面の交付を義務づける

一定規模以上の荷主や物流事業者を「特定事業者」と位置づけ、荷待ち時間短縮など物流効率化の計画作成などを義務づけ

取り組みが不十分な場合は国が勧告や命令を出し、命令に従わない場合は100万円以下の罰金

特定事業者の対象は荷主が約3000社、物流事業者が約150社程度になる見込みで、トラック以外も含めた国内の貨物量全体の約半分を担う事業者が規制の対象になります。

実効性のあるものなのかどうか、事業者に過度な負担がかからないのかなど、法案は慎重に議論されることになります。

一方、2024年問題が来ることは、少なくとも5年前から分かっていたことです。それにも関わらず、法案の提出が今とは、対応が遅すぎます。施行は、法案成立後、原則1年以内です。実際に法律が機能するのは2025年になってからになります。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.2.14===
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