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岸田総理の迷走。増税?、減税?/逢坂誠二 #7595

【23年10月19日 その5899『逢坂誠二の徒然日記』 #7596】
昨朝、帰函し午前は函館で活動し、午後、長崎へ移動。夕刻から20時まで、長崎4区衆院補選で、すえつぐ精一候補の応援を行い、今朝は佐世保での朝です。

夜明け前の佐世保の空、雲が少なくホテルの窓から東の空に金星が見えます。朝の気温は14度。日中は晴れ、24度の見込みです。午前の便で上京します。

1)岸田総理の迷走。減税?、増税?
岸田総理は何をしたいのか、全く不可思議な状態になっています。

政府の総合経済対策の目玉として、岸田総理が所得税減税を検討しているようです。23日の所信表明演説の中で、減税への決意を表明し、与党で議論してもらうとの観測が流れています。

確かに自民党、公明党では、所得税減税を考える声が出ていたのは事実です。しかし先日、自公両党がそれぞれ提出した経済対策の提言からは所得税減税は記載されませんでした。こうした与党の動きにブレーキをかけたのは官邸だと言われています。

ところが岸田総理は、所信演説で減税に言及したがっているようなのです。

5年間で43兆円の防衛財源には増税が含まれています。異次元の少子化対策では年間3.5兆円予算を増やすと言います。いずれも詳細の議論が始まっていませんが、国民の負担増になるのは間違いがありません。しかしその一方で、経済対策として減税をすると言います。

防衛で負担増、少子化で負担増、その一方で減税、何をしたいのか完全に迷走状態です。

所得税減税は、税法の改正が必要であり時間がかかります。物価高への即効性の観点からは効果薄です。

2)岸田総理がライドシェア検討指示?
岸田総理が、臨時国会の所信表明演説で、一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶ「ライドシェア」の導入に向けて検討する考えを打ち出すと報道されています。

過疎地ではそもそもタクシー輸送がないこと、一部の観光地ではタクシー不足になっているなどの課題があるのは事実です。しかしその解決のために安易にライドシェアを解禁するのは大きな問題です。海外の事例などを勉強すると特に乗客の安全に大きな影響を及ぼす懸念があります。

タクシー的なサービスで過疎地や観光地の課題を解決するためには、少なくとも次の点に対する対策が必要です。

*客の安全の確保方策
*事故の際の対応(運転手個人で対応できない)
*飲酒など運転手の規律の確保方策
*ギグワーカーの増加への懸念
*地域循環型経済への影響

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.10.19===

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