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憲法審査会の状況/逢坂誠二 #7743

【24年3月14日 その6046『逢坂誠二の徒然日記』#7743】
昨夜、帰宅時には西の空に三日月、木星、その南側には、傾きかけたオリオン座を観ることができました。久々の星月夜です。今日の夜明け前、あまりクリアではありませんが、星が多少見えます。朝の最低気温は2度。都内の日中は晴、15度まで上がる見込みです。

1)憲法審査会の状況
日本の国会は委員会中心主義です。委員会で議論して賛否を明らかにした結果が、本会議に報告されて、全議員による採決となります。

委員会には、委員会の役員的な理事がおります。与党野党の理事の中から一人ずつ筆頭理事を選びます。

この与党の野党の筆頭理事が協議をして委員会の進め方などを議論して進めます。

この筆頭理事による協議を筆頭間協議と言います。

憲法審査会は、役員的な役職を理事と呼ばずに、幹事と呼んでいます。

与党野党に筆頭幹事がおり、筆頭間協議で色々なことを議論して憲法審査会を進めることになるのは、他の委員会と同様です。今国会から私は、憲法審査会の筆頭幹事を務めています。

一昨日、憲法審の筆頭間協議を行いました。その様子は以下です。

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与党筆頭から次の提案

  1. 14日(木)に幹事会、審査会の開催提案(幹事専任)

逢坂から以下の確認

  1. 憲法審は、与野党筆頭間で協議して進める(与党筆頭、了解)

  2. 憲法全般について、しっかりとした議論を行う(与党筆頭、了解)

逢坂から以下のお願い

  1. 裏金に関与した議員5名は、政倫審への出席をお願いする

  2. そこでの説明を聞いた後、憲法審にどう対応するか検討する

逢坂からのお願いについては与党筆頭が、党に持ち帰って検討する。

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衆院憲法審に属す5名の裏金議員は、起訴、逮捕はされてはいないものの、裏金の形式は、起訴、逮捕された議員と同様と推測されます。つまり起訴、逮捕されていないからといって、問題がないわけではなく、国会議員としての地位の正当性に疑念があるのは事実です。

このような状態の議員が、最高法規である憲法を議論し、しかも国民投票を求める改憲の主張をすることは、理解できるものではありません。

裏金はいくらだったか、裏金を何に使ったか、領収書はあるのか等の説明を通して、自分の正当性を主張する必要があります。

私は、憲法審の筆頭幹事として、この説明や正当性を主張する場として、政倫審への出席をお願いしています。特段、政倫審への出席にこだわるわけではありませんが、裏金の内容説明や自己の正当性の主張は極めて大事なことです。これがやれないなら5名の裏金議員が、憲法審において最高法規である憲法の議論を行うのは難しいと考えています。

自民党からは、政倫審への出席などをはじめ、裏金議員の説明などについて、まだ返答は来ておりません。

自民党は、今回の裏金事件を重く受け止めなければなりませんが、平時と同じように考えている節も見受けられます。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.3.14===
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