素敵だな
ふと頭に浮かんだこの意味はなんだろう?
『素敵だな』
「素敵(すてき)」という言葉には、深く考えると興味深い意味合いが詰まっていそうです。
最近よく耳にするようになったということと、自分でもなぜか「素敵」を使って表現することが増えたという理由で、改めて素敵という言葉について考えてみることにしました。
すると、
素敵の『素』は、ありのまま、自然のままという意味がありますね。『敵』には叶うの意味が含まれていますね。『素敵だな』は、ちょっとした憧れや敬意を表している場合もありますよね。
素敵だと感じる事は、その人の感性をを反映しているのでしょう。心が動かされる感覚です。
例えば、自然の光景を見て素敵だと感じることがある。それは、自分自身をそこに投影していると考えることができます。また、素敵を感じる感性があるからこそ、他者の魅力や美しさを認識し、素敵だなと表現できるのです。
誰かが「素敵ね」と言ってくれるとき、言葉の裏には、その言葉を使うその人自身の感性が反映されています。
この点は重要です。
健全な「素敵」の受け取り方として、素敵ねと言われたとき、それを素直に受け取る事は大事ですが、同時にその素敵は相手を通して見た自分の姿なんだと理解することです。それは他人の言葉に振り回されず、あくまで自分の感性を尊重する生き方にも通じます。
「素敵」を通して、自分と他者の感性がどう響き合うか深く考えるきっかけになりました。「素敵」は、自分自身と相手への理解の間に存在する美しい言葉だと感じました。
自分にとっての「素敵」を表現できる感性で、日々を過ごしていたら、それ自体がとても素敵なことですね。
ちなみに、「素敵」という言葉が持つニュアンスを含む単一の英語表現を選ぶのは難しいです。
そうなんです!日本語の「かわいい」と並んで、「素敵」は、本当に幅広い状況で使える便利で美しい表現なんです。その一言で、外見的な魅力から内面的な美しさ、さらには感動や尊敬、喜びまで、多様なフィーリングを表し、伝えることができます。
「素敵」には、言葉の幅広さがもたらす豊かさがありますね。また、「素敵」という言葉の持つ力に感動します。
ある時、「素敵なことが私に起きたのだから、あなたにも起きます。そんな感じがしているんです」と言われたことがありました。そう言われて、なんとなく嬉しくなっていたんですが、その数日後、感激のあまり号泣するほどの”素敵”が起きたのです!
素敵を意識したからこそ、そのタイミングで起きた出来事だったように思いますが、日常にも、小さな「素敵」はたくさん転がっています。それを言葉にして表現するだけで、生活の質が変わって、素敵に豊かさを味わえるかもしれません。