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日銀の財務の問題について

日銀が巨額に国債を購入していることと利上げ転換しているので日銀財務に国債含み損が発生し、日銀が債務超過になり大変なことになるという議論がある。

個人的にはそれほど気にしなくてもいいのではないかと考えている。

①FRBはすでに債務超過になっているがドルの信認性には影響は出ていない。

②確かに政策金利を上げるために当座預金付利金利が上がって日銀から市中銀行への利払いは増大している。しかし資産サイドには長期国債があり、長期金利のほうが高ければ利鞘は稼げる。ETFの含み益もたくさんある。

③そもそも日銀は国債の含み損を時価計上しなくてもいいから日銀の財務にヒットしない。

④日銀は当座預金残高を減らすために国債買い入れの減額を進めている。そもそも日銀が利払いしなければならない日銀当座預金残高を減らそうと舵を切っている。

リスク要因としては外資系金融機関が日銀の国債の含み損えお考慮に入れて、対日銀当座預金取引の枠を減少させ、邦銀のドル調達に影響が出る場合だろうか。こればかりはわからない。

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