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【法人化後の手続き】4つの知らなかったこと

法人化をして1ヶ月と少しが経ちました。

主に完了した作業はこちらです。
・法務局へ行き、印鑑カードや印鑑証明書等を取得
・法務局で履歴事項全部証明書を発行
・税務署で、法人設立届出書や青色申告申請書などを提出
・地方とネットで法人口座の開設

起業する前から「個人事業主」と「法人」の違いを調べたり、「法人化後の動き」などを記事やYouTubeで結構見ていましたが、実際にやってみて気づいたことや違ったことはやっぱりあります。

まだ手続きも途中ですが、忘れないうちにメモに残します。


①口座の開設時には、ホームページがあった方がよい

マストではないようですが、あった方が口座の開設がしやすい、とこのことです。

法人口座は個人とは違い、簡単に審査が通るわけではありません。信用が必要です。

そのためには、ちゃんと活動している(できる)ことを伝える必要があり、その時にわかりやすいのが、検索すると出てくるホームページです。

実際に、地方の口座開設時に、支店長さんにネットで検索したであろうことについて質問されました。(書類に書いてない単語が出てきたりと)

ネットバンクの申請時には、会社名が書かれた請求書や納品書、契約書などの書類の提出が必要だったり、ホームページのURLを書く箇所がありました。

幸い、私は個人として5年ほどやってきて、ホームページも作成していたので問題なさそうでしたが、ゼロからいきなり法人を作る方は少し意識された方が良いかもしれません。

②設立後の手続きが思ったよりわかりにくい

法務局に登記したら手続き全て終了!ではありません。

設立したことを税務署に伝える手続きだったり、従業員がいたら登記後5日以内に従業員の給料や税金についての手続きを年金事務所でやったり、とまだまだ作業があります。

司法書士にお願いすればほぼ丸投げできますが、個人で手続きを行う私のような方は、メインの業務と並行で行う必要があります。

ネットにたくさん情報が載っていますが、従業員がいる場合といない場合で違ったり、ページによって言ってる内容が違ったりと、正直どのページもわかりにくく感じました。

そこで、「法務局」「税務署」「銀行(口座開設)」「区役所」「年金事務所」には必ず行くことになると思いますので、個人で手続きをされる方は、可能であれば電話で必要な書類を伺い、直接伺うことをオススメします。(場所によっては予約が必要な場合もありますので注意です。)

その際、登記簿謄本(履歴事項全部証明書)は、原本、もしくはコピーが必要になることが多いので、設立したら法務局で2部ほど印刷(1部600円ほど)しておくとスムーズに進みます。(税務署では定款のコピーも必要でした)

③地方銀行の口座開設は近くの支店が望ましいとのこと

大きな問題ではないですが、個人的に驚いた点です。(笑)

私は請求書などに「〇〇銀行札幌駅前支店」などのように大きいそうな支店で開設した方が信用力があるように感じると思っていたので、札幌駅前支店に電話して必要書類を尋ねたところ、「基本、会社の所在地の近くが望ましいです」と、必要書類以前の返答をいただきました。

行く前に確認してよかったです。

④Macはネットでの送金ができないところが多い

こちらは個人的には大ダメージでした。

地方銀行の口座を開設する際に意識していた点はこちらです。
①ネットでいつでも残高照会ができること
②ネットでいつでも送金ができること
③ATMが多いこと
④審査が通りやすいこと(自分の場合、長年個人で使用していた銀行)

特に②の送金ができることは、個人で活動していた時に、毎回ATMに行くのがかなりの時間の無駄だと感じていたので、「多少お金がかかってもここは解決したい」と思っていました。

しかしなんと、北海道銀行も北洋銀行もMacPCからだと残高照会しかできない(北海道銀行だと月1,100円ほど)、とのことでした、、。

Macを買い替える予定はないので、このストレスはしばらく解放されなさそうです、、。

みなさんも開設する前に確認しましょう。

最後に

法人化前後の手続きは、個人でも調べながらであればできないことはありません。ただ時間はかかります。

そのため、事業に集中したい人、忙しくてそれどころではない人は、司法書士に10~20万ほど払うことで丸投げすることもできます。(「個人でもできなくはない」という点がなかなか迷いますよね、、)

個人的には、会社ができるプロセスやどのような書類が必要なのか、などに興味があったので、少し楽しみながらやっているところがあります。

また仕事柄、パソコンがあれば場所を問わない、ということも個人でできる理由かもしれません。

今後も実体験に基づく気づきなどをまとめておきますので、少しでもお役に立てれば幸いです。


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