株式会社大凧_吉田啓助

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最近の記事

団地×地域活性その③(家賃)

今日は団地がもたらす地域活性という視点の中でも、経済面に着目をして暮らす上で欠かせない家賃について書きたいと思います。 昔、各家庭における収入の中で食事に関する費用をまとめて「エンゲル係数」という指標で生活の質の向上を測っていました。 食べるという人の生き死にに関わるコスト割合があまりにも高いと他にお金が回せないということで、いかに安くて美味しい食材、食事を提供できるか?と言った観点で活用もされてました。 時は変わり、現在。 私はこれからの社会を考えると、家賃を含む家に関

    • 団地×地域活性その②

      その①に続いて書いていきます。 団地×地域活性を語るには、地域活性の定義をしないといけないですね。 調べると地域活性化とは、「地域がそれぞれの地域の経済や社会、文化などの動きを活発化させたり、地域の人々の意欲を向上させたりすることで、地域を維持発展させること」とあります。 私もほぼ同意義で使用していますが、分解して書いてみると、 ①地域内で経済が循環(外からお金が入ってきて、地域内でお金が回っている状態)しており、生活インフラが整っている状態 ②内部、外部問わず、歴史や文化

      • 団地×地域活性その①

        高度経済成長期を支えたいくつかの象徴的なものの中に団地があると思っています。 人口が急増し、都心に働きに出る人が多くなる中、少しでも質の高い住まいを供給するために、当時の建築や土木、造園などの技術の粋を集めて作られていた団地。 当時の社会背景を考えると、良い悪いではなく団地を作れる場所はどこか?という目線で、それまで山村だった、農地だった場所に突如出来たのが団地であり、地域からはともすると距離のあった存在だったのかもしれません。 故郷を離れ第二の故郷にしようと団地に暮らし

        • 植栽管理×多様性

          緑の仕事をしていて、こんなに人の関わりづくりと相性の良い仕事はないなと感じることが多々あります。 例えば造園業者さんは職人さんが剪定したり刈り込んだ後のお掃除をする人が、農業の閑散期のお母さんたちがお手伝いで来たりしてます。 私が関わらせて頂いている小学校の植栽管理は、社会福祉法人の方と地域の方と連携して、障がいのある方と地域の人が職人さんと一緒にチームで仕事してます。 学校が掲げるコミュニティスクール構想とも連携して、剪定した桜の枝を地域の交流拠点などに配り、地域で卒業

        団地×地域活性その③(家賃)

          宗像大島×お米

          おはようございます! 今宗像大島から帰るフェリーの中で書いてます。 宗像は全国的なニュースにもなっているように、大雨で避難指示が出るくらいの状況です。 とはいえ、なんとなく皆さん日常生活を過ごしており、私の身の回りでは大きな被害に遭われた方がいないのが、幸いなことです。 タイトルにもあるように、私たちは昨年から宗像大島でお米の栽培をしています。 2年目になる今年は、お米の販売もチャレンジしております。 また、宗像大島のお米だけで作るのは初になると思いますが、日本酒も作って

          緑×縁(みどり×えん)

          こんばんは。 株式会社大凧という会社を経営しています吉田啓助と申します。 これからNOTEで少しずつ活動の紹介や、日々の出来事から考えたことなど、いろんなことを書いていきたいなと思っています。 みなさま、どうぞよろしくお願いします。 最初の投稿のタイトルは「緑×縁(みどり×えん)」です。 私は20年以上緑の仕事をしているのですが、その中で、私なりの確信めいたものがありまして、それが「良い緑は良い縁がつくる。良い縁は良い緑をつくる。」というものです。 きっかけは、都市の中にあ

          緑×縁(みどり×えん)