植栽管理×多様性

緑の仕事をしていて、こんなに人の関わりづくりと相性の良い仕事はないなと感じることが多々あります。

例えば造園業者さんは職人さんが剪定したり刈り込んだ後のお掃除をする人が、農業の閑散期のお母さんたちがお手伝いで来たりしてます。

私が関わらせて頂いている小学校の植栽管理は、社会福祉法人の方と地域の方と連携して、障がいのある方と地域の人が職人さんと一緒にチームで仕事してます。
学校が掲げるコミュニティスクール構想とも連携して、剪定した桜の枝を地域の交流拠点などに配り、地域で卒業式・入学式をお祝いして地域と学校の繋がりづくりに一役買っています。

植栽管理は剪定、花壇づくり、草取り、清掃など色んな役割と、色んな関わりができる仕事です。
そして皆で作った場所は、思いが入りまちの風景になり、まちづくりに繋がり、その街らしさを醸し出すポジティブな発信にも繋がっていきます。

また公園を広く捉えると、トイレをアートに、遊具をクリエイティブに、コミュニケーションをユニークになど、地域の色んな才能を持った人が、緑以外で力を発揮できるフィールドであったりします。

そう考えると多様な人が暮らしている街ほど、公園やマンションの外構植栽という場を使い、植栽管理を通じて色んな人が活躍する中でまちづくりに繋げるアプローチが面白いんじゃないかと思っています。

植栽管理×多様性、昔からあるけどこれからのテーマですね。

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