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団地×地域活性その②

その①に続いて書いていきます。
団地×地域活性を語るには、地域活性の定義をしないといけないですね。
調べると地域活性化とは、「地域がそれぞれの地域の経済や社会、文化などの動きを活発化させたり、地域の人々の意欲を向上させたりすることで、地域を維持発展させること」とあります。
私もほぼ同意義で使用していますが、分解して書いてみると、
①地域内で経済が循環(外からお金が入ってきて、地域内でお金が回っている状態)しており、生活インフラが整っている状態

②内部、外部問わず、歴史や文化に基づいた地域らしさを大切にしながら主体的に活動し、連携する人が複数人いる状態

③地域の未来について前向きに語り合える雰囲気の醸成と、形にしていく仕組み回っており、地域の人が多様な関わり方ができる状態

④①〜③を含め、ヒト・モノ・カネ・情報・時間などの地域資源に対して、地域経営の視点で持続的な運営がなされている状態

と定義します(もっと良い定義あるよなどご意見大歓迎です)。

ではその地域活性化に対して、団地がどのように寄与するのか?について考えてみたいと思います。

まず①の地域経済的な側面です。
実際に団地には、ある限られたエリアに数多くの方が生活をしており、その力を地域経済に上手に取り入れようという視点です。

穴バケツ理論という理論があります。
それはある商品の原材料が、地域内と地域外で地域に及ぼす影響力測る考え方で、いくら収入があっても、そのお金が外に流れてしまっていたら、地域にはお金が残らず、なかなか発展しないというのを示した理論です。

その理論に基づいて、団地の人たちが地域内で生産されたものを購入したり、外で使っていたものを地域内で作れるようにする(例えばエネルギーなど)と、団地があることで地域の活性化に繋がるという視点です。

実際に地方に行けば行くほど、消費地との連携はとても重要で、団地が地域内生産者を支える役割を果たすことで、新たな関係が生まれるのではないかと思っています。

また団地が及ぼす経済への良い影響という面では、家賃の側面もあると思っておりますので、そこはその③で書きたいと思います。
最後までお読み下さりありがとうございました。

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