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女の子からお母さんへ(2)|子宮筋腫の手術

いよいよ入院

前回の続きになります。
子宮筋腫の手術の前日に入院して、その日は晩ごはんが出てきて、シャワーを浴びて寝る。
このときはわかっていなかったのですが、自由に体が動かせるのはこのときまででした。
(もちろん退院後何か月もすれば同じ生活に戻ります!)

医学は日に日に進歩していくと思うので、今はどうかわからないですが、2年前に「開腹で子宮筋腫をとる手術」をするためには10日間の入院生活でした。

手術開始・・・!

初めに硬膜外麻酔をするための麻酔を注射して、硬膜外麻酔のカテーテルをいれます。
腰にずーんと来ました。
私はその前の麻酔が痛かったので、重みを感じた程度でした。
その後全身麻酔をして、そこからは病室で目を覚ますまで何もわからない状態です。

おなかを横向きに切って、そこから子宮についた筋腫の核を切り取っていく手術でした。
病室で待ってくれていた家族に聞くと、2時間以上帰ってこなかったということなので、それぐらいの時間がかかったようです。

術後につらかったこと

目が覚めてから、まず寒さと頭痛に悩まされました。
これは数時間で徐々に戻っていきました。
なかなか酸素マスクが外せなかったのも苦しかったです。

次に最初に一晩過ごすとき、寝返りがうてないけど、姿勢は変えたい・・・痛い・・・なかなか夜が明けない・・・
という苦しみがありました。

硬膜外麻酔は腰に提げてるタンクの薬がなくなるまで、痛いときにはボタンを押して麻酔を追加することができます。
術後2~3日はこのおかげで痛みが少なめで済みました。
麻酔のカテーテルがとれてからは、ロキソニンを服用していました。

尿の管が入っているので、それを抜くために、自力でトイレまで歩いて行けるかどうか挑戦します。
1回目は立ち眩みがして断念。
2回目に向けて少しずつベッドの傾斜を起こして慣らしました。

その他にも、おなかに力を入れて気張ったり、笑ったり、くしゃみをしたりするのはしばらくしんどかったです。

退院までと退院後

日ごとに良くなって、少しずつ動けるようになりました。
毎日お見舞いに来てくれていた家族が用事で来れなくなっても、何とか自力で動いて過ごすことができました。

退院後はしばらく自宅療養するように言われていました。
しかし、毎日家にいて人と会わない生活が続くと、つらい手術を思い出したりして鬱のような気分の落ち込みに悩まされました。

買い物に出かけてみたり、友達に会ってみたり、気分転換をしてだいぶ元気を取り戻してきたのですが、最終的には診断書(治りましたという証明書)を書いてもらって、お仕事に早く復帰することになりました。

長く入院していたので、たくさん歩くと脚の付け根が痛かったり、重いものを運んで背中や腰を痛めたりと、二次災害に苛まれました。

その後も、経過観察のため病院に通うこととなりますが、そこで「低用量ピル」と出会います。
またそのお話は次回。

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