Anti-pawahara Evangelist

パワハラ防止~コミュニケーション改善/組織活性化をライフワークにする研修講師です。上場…

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パワハラ防止~コミュニケーション改善/組織活性化をライフワークにする研修講師です。上場企業を中心に企業内研修の実施多数。

最近の記事

パワハラ(いじめ・嫌がらせ)は「減った」のか?

2021.9.3記 2023.7.18追記  パワハラ実態の統計は、毎年6月末に厚生労働省から公表される「個別労働紛争解決制度の施行状況」を引用することが一般的です。今年も令和2年度(2020年度)の結果が6月30日付で公表されています。 https://www.mhlw.go.jp/content/11909000/000797476.pdf  この資料の「相談件数」のうち、「いじめ・嫌がらせ」がパワハラに当たります。  ここ数年、メディアや士業ブログ等でこの「いじめ・

    • スポーツとパワハラ

      少年野球で3度日本一になった多賀少年野球クラブの監督、辻正人さんが試行錯誤しながら成し遂げてきた「楽しく、元気に勝つ」という理想的な姿が、Sports Graphic Numberのウェブ記事に紹介されています。 https://number.bunshun.jp/articles/-/858087 スポーツ、特に少年少女の指導でのパワハラ(スポ根指導)はかねてから問題視されながら、指導者の成功体験からなかなか変えられない、保護者が「しつけ」込みで「厳しく指導してください」

      • コロナ禍での困難な就活を経て入社式を迎えるであろう多くの新社会人の皆さんへ。

        まずはおめでとうございます。 皆さんは大変な状況下にありながらも一生懸命企業研究をし、ガクチカを磨き上げ、ESを練り上げてオンライン面接に臨み、今日の日を迎えました。 その努力は並大抵のものではなく、報いられるべきものであることは間違いありません。 しかし、です。コロナであろうとなかろうと、これから上司ガチャ・先輩ガチャに直面する人も出てくるでしょう。 企業は自分の努力で選べても、上司や先輩はほとんどの場合は選べません(もちろん一定期間を経過後に会社の判断やあなたからのアピ

        • 労働政策研究・研修機構より管理職の働き方について調査研究結果が出ました

          独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)はいわば労働政策に特化した国のシンクタンクですが、将来の政策検討の基礎資料となる調査をさまざまなテーマで行っています。 このほど、現場の実態として「そりゃそうだよなぁ」と共感できるテーマの調査結果が公表されたので以下にご紹介します。 働き方改革を進めろと言われても、結局中間管理職にしわ寄せが来てる。プレーイング・マネージャーじゃなくてマネージング・プレーヤーでひぃひぃ言ってるのに何を今さら、とおっしゃるなかれ。 「何を今さら」が

        パワハラ(いじめ・嫌がらせ)は「減った」のか?

          カスハラ対策マニュアルが公表されました

          昨日2022年2月25日付で厚労省から「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」等が公表されました。 令和2年の告示第5号(いわゆる「パワハラ防止指針」)の「望ましい取組」の「7」で言及された「他の事業主の雇用する労働者等からのパワーハラスメント」や「顧客からの著しい迷惑行為」への企業対応につき、行政として一つの答を出しています。 ※ちなみに「他の事業主の雇用する労働者等からのパワーハラスメント」とはBtoB、すなわち法人顧客(得意先)担当者等からのパワハラであり、「顧客

          カスハラ対策マニュアルが公表されました

          「パワハラをやめよう」でやんだ試しがない

          パワハラ防止研修で「パワハラはやめましょう」という講師がいます。 でも、それでパワハラがやんだら何も苦労はありません。 例えば、「煽り運転はやめましょう」と言われて「そうだ、やめよう!」と決意する人、どのくらい居ますか?(笑)。 ほとんどは、  ・「自分は煽っているつもりはない」(認知の否定)  ・「煽り運転ではない」(事実の否定)  ・「相手が先に煽った」(責任の否定) と本気で思っている人が多いです。パワハラ行為者もほとんどそうです。 つまり「自分はパワハ

          「パワハラをやめよう」でやんだ試しがない