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「トモノカイ図書館」からトモノカイを探る。

「本棚を見れば、その人がわかる」という言葉が示すように、本棚というのは、その人の価値観や趣味が、如実に表れる場所だと感じます。
であれば同じく、本棚を見れば「その会社がわかる」のではないか。
本棚を見れば、その会社にどんな価値観や課題感を抱えている人が所属しているのか探ることができるのではないか。
そう考え今回は、私が所属している「株式会社トモノカイ」が、どんな性格・価値観を持っている会社なのか、会社内にある本棚を覗くことで探ってみることにしました!

トモノカイ図書館制度

トモノカイでは、2021年の4月から新しく「トモノカイ図書館」という制度が始まりました。会社が、社員の書籍購入を無制限で補助するという制度です。
トモノカイ図書館のルールはいたってシンプル。

・「学び」が目的の本のみ、購入申請が可能
・書籍はトモノカイ所有物として、社内の本棚に保管すること
・読了後に書評を残すこと

この「トモノカイ図書館」に収められている本、そして社員が残した書評を見れば、この会社の社員がどんなところに興味や課題感を持っていているのかがわかるはずです!
それでは早速一緒に、トモノカイ図書館の中身を覗いてみましょう!

①「言葉にできる」は武器になる

【どんな人におすすめ】
・初心者向け「最初の1冊」
【書評】

この本の一番の良さは、「言葉を生み出すために必要なのは動機である」と、マインド面を叩き直してくれる点だと感じました。
『言葉にできないということは「言葉にできるほどには、考えられていない」ということと同じである。』という言葉がグサッと刺さります。
この本では他にも、自分自身の中から湧き出る「内なる言葉」と向き合い、正しく考えるを深めるための「思考サイクル」が紹介されており、実践もしやすいため、おすすめです。

こちらは今年新卒1年目の社員が残した書評です。
新卒1年目に大事な「マインド」について、本から学び取っていることが伺えますね!
また、新卒1年目から制度を積極的に活用することができる、風通しの良い社風も感じられます!

②影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

【どんな人におすすめ】
・すぐ実践できるノウハウが知りたい人
【書評】

人はどのように説得されなぜ相手の望む行動をとってしまうのかについて、心理学的側面から解説。著者自身の「思わず買ってしまった」「つい寄付してしまった」事例としてあげながら、人を説得しその人から望む行動を導き出すための6つのパターンを記載。特に下記2件に感銘。
『返報性』
人は何かをしてもらったらお礼に何かをしなければならないと無意識に思う癖があり無料サンプルなどはそんな心理トリックを利用している。
『コミットメントと一貫性』
人は「自分で決める(させる)」ことによって意図的に決め込む心理状況に追いやる。
「表明した約束を守ろうとする」気持ちを持っているので、自分が決めたことを口にしたり書面に残したりすると守ろうとする気持ちが強くなる。

こちらの書評からは、トモノカイ社員が、ただ本を読むだけでなく、具体的にこの本のどんな点が今後の自分の仕事に繋げられそうか、という点も見据えて本を読まれていることが伺えますね。

③学校の枠をはずした: 東京大学「異才発掘プロジェクト」の実験、 凸凹な子どもたちへの50のミッション

【どんな人におすすめ】
・具体的な事例を知りたい人向け
【書評】

東京大学異才発掘プロジェクトROCKETの5年間のプログラム事例。
既存の学校教育とはまた違う形で子供を伸ばす数々のプロジェクト事例から、枠組みに囚われない学びの形を感じられるだけでなく、翻って既存の学校教育のあり方について考えさせられる。
50の事例がベースとなっており各事例は短く読みやすい。
気軽に読める本だと言えるだろう。

こちらの書評からは、社員が教育に関する事例本もかかさずチェックしている様子が伺えます。当然トモノカイは、教育ベンチャーだけに、教育に関する情報をキャッチするスピードが早いです!

④ファンベース (ちくま新書)

【どんな人におすすめ】
具体的な事例を知りたい人向け
【書評】

顧客への向き合い方、ファンの作り方が企業の事例も併せて丁寧に書かれています。
「ファン≠神様 ファン=仲間」として扱う等、新たな気づきも得られました。
長年かけてじわじわ効く施策の方が多いので実際やるには覚悟が必要ですが、ブランディングに関心がある方など、幅広くおすすめできます。

こちらの書評からは、顧客に対してどう向き合うか日々考えを働かせる、トモノカイ社員の「誠実さ」が伺えます!

⑤ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム

【どんな人におすすめ】
・中級者、担当者レベル向け
【書評】

▼内容
「ジョブ理論」とは、「顧客はある特定の状況で、成し遂げたい進歩があり、そのサービスやプロダクトを"雇用"する」という考え方。
「顧客のジョブ(解決したい課題)は何か?」を理解することで、市場や競合の定義、そしてアプローチ方法も変わる。
この本では、実際に「解決するべき顧客のジョブ」を見つけた結果、成功した企業の事例を交えながら、「ジョブ理論」の考え方や活用の仕方、ジョブ中心に構築された組織をつくることの重要性について、体系的に説明されています。
▼おすすめポイント
各章「リーダーへの質問」というページがあるため、「読んで理解するだけでなく、それぞれに答え、実行していく」きっかけを与えてくれます。
読書が苦手な方・手っ取り早くこの理論について知りたい!という方は、各章のまとめと、この質問項目だけでも、大枠が掴めるかなと思います。

こちらの書評からは、トモノカイの「学ぶ、活かすの積み重ねが自らと事業を成長させる」という行動規範が体現されているように感じますね!事業をどう成長させるか、日々試行錯誤をされている様子が伺えます。

⑥進化思考――生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」

【どんな人におすすめ】
・学問的な整理を理解したい人
【書評】

ビジネス上でもテーマとなる「進化(イノベーション)」について自然科学、社会科学の観点も交え、示唆を出した書籍。
その実には背反すると考えられる「変異と適応」を軸に様々な事例から要素出しをし、その本質を探る。
ライトな事例集ではなく、教養的要素も多いため、時間があるときにじっくりと読み進める人向け。

こちらの書評からは、「学び」を大切にするトモノカイ社員にはもちろん、学問的に深く学びを進めていくという思考体力も備わっている、ということが伺えますね。

◇ ◇ ◇

以上、本記事では「トモノカイ図書館」から、株式会社トモノカイの価値観を探っていきました。
実際に社員が読んでいる本やその書評を読んでみると、トモノカイでは「学びを活かす」という考え方が社員に浸透している、ということがひしひしと伝わってきましたね!
やはり会社の本棚には、その会社が大切にしている価値観が表れるのかもしれません!
みなさんもぜひ、本棚を眺めるときはそんな点も気にしながら見てみてはいかがでしょうか!

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