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昭和生まれのオッサンなら絶対に行くべき!壬生町おもちゃ博物館

壬生推し三部作
ストロベリーファーム https://note.com/oharan/n/n4560f5848516
わんぱく公園 https://note.com/oharan/n/n5807827308fb
おもちゃ博物館 https://note.com/oharan/n/n492cc385c468


という訳で、長らくお待たせいたしました、本日のメインイベントです。

壬生町は昭和の時代に大規模な玩具工場がいくつも作られた「おもちゃの街」だそうで、そのため妙に力の入った玩具の博物館がある。


今回紹介する博物館の他に、BANDAIのミュージアムもあり、そっちもそちで原寸大のガンダムがいたりと面白そう。


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そんなおもちゃの街である壬生町が運営しているおもちゃ博物館は、前回紹介した巨大な公園の中にある。よって、ここも壬生PAに車を停めて遊びに来られる訳だ。
料金は大人600円、子供(4歳から)300円となっており、公園自体が無料(ついでに駐車場も無料)な事を考えると喜んで払えるお値段。

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中に入るなり、ヤッターマンの実写版映画で使用された本物のヤッターワンが鎮座。深キョンのドロンジョ様は悪くなかった。

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ここは単なる博物館ではなく、小さな子供が身体を使って遊べる設備も置かれている。その代表的な物が1階にある巨大な複合遊具。中心となるロボット型のすべり台は建物の2階まで高さがあり、その周りにボールプールなど色々な遊び場も用意されている。
子供用サイズで大人が中に入って行くのはちょっと怖かったため全貌は分からないが、息子は閉館時間まで粘り倒していたので相当楽しかったらしい。

さて、小さなお子様の時間はここまで。ここから先は完全に昭和生まれのオトナの時間である。

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2階に上がると過去に日本で発売されていた様々な玩具が展示されているのだが、「あ~これ持ってた~」とか「これ欲しかったのに買って貰えなかった!」なんて感想が一々飛び出してしまい牛歩戦術。

おそらく子供はポカーンだと思うので、夫婦で2手に分かれ、1人は先ほどの遊具で子供を監視し、もう1人が展示された玩具を見て回るなんてやり方が正しい気がする。

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チクタクバンバンにアスレチックランドは定番中の定番。ファミコン前の大ヒット商品である。
残念なのが実際に手に取って遊べない事だが、流石にそれは仕方がないよなあ……。でもそこまで出来るようになったら、博物館として世界から客が呼べるレベルだよなあ。
この博物館の玩具を修復する専門の玩具工場とか作れないだろうか……。

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「ファミコン前世代」にとってたまらない、LSIゲームやゲームウォッチの数々。昭和50年生まれのオッサンとしては、ファミコンカセットよりもLSIゲームの方が「なつかしーーー」って気持ちになる。
親父が好きだったこともあり、潜水艦と駆逐艦とで対戦できるヤツとか、やたらコンピューターの思考時間が長いオセロとか、色々と買って貰ったなあ……。

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女の子向けのなりきり遊び系の玩具も多数展示。おままごと遊び用の玩具の歴史なんかも見られて実に興味深い。
特に下の写真の真ん中にあるレジの玩具なんか、オレが幼稚園児の頃に親の店に置いてあったのと同じような形をしておる。レバーを押すのが楽しくて、よくガッチャンガッチャンやって怒られた。


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乗り物系の玩具コーナーで感動の再会が!
一番下の写真の赤いF14みたいな形をした玩具持ってた! 

戦闘機なのにタイヤで走らせるんだが、タイヤが回ると背中のルーレットも回り、中には小さな銀玉が入っていて本物のルーレットと同様にどこかの枠に入るっていう謎仕様。当時流行っていたのか、確か赤の他に青とか黄色もあったはず。

こういう自分でもすっかり忘れていた玩具と出会うと、幼少期の記憶や、当時見てた景色・光景がブワっと一気に甦ってしまう。

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このガンダムのゲームウォッチ、友達に見せびらかされて羨ましかったのを覚えている。あの時遊ばせて貰えなかったので、負の感情しかない。チッ


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大好きだったタイムボカンシリーズの玩具コーナー。ヤッタードジラとゼンダゴリラは祖母ちゃんが買ってくれて、ヤッターキングは隣に住んでたお兄ちゃんがくれたんだよなあ。タイムボカンシリーズはイッパツマンまでは大好きだったなあ……(また負の感情が沸き起こりそうなのでイタダキマンのことは忘れる)。

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ウォーターゲームってこんなに種類あるんだな……。親になって分かったけど、未だにこの手のゲームは売られていて、仕様とか仕組み自体は大昔から大して変わってないような気がする。

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さあそして大興奮のおとこのこ向け玩具の王様であるところのロボット玩具コーナー。ジャンボマシンダーのボルテスやコンバトラーも気になるが、こっそりミクロマンが紛れ込んでいたり、コンバトラーの後ろに密かに置かれた箱入り未開封品のアルベガスがたまらない。燃えろファイトだアルベガス。

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アルベガスといえばゴライオン、ゴライオンといえばダルタニアス。テレ東のマイナーアニメシリーズの中に、なぜか紛れ込んでいるゴーグルロボ。
しかし何でダルタニアスの玩具は英語表記なんだろう。まさかダルタニアスとかゴライオンは逆輸入品なんだろうか。

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ジャンボマシンダーのダイモス・ダンガードA・ガイキングにもグっと来るが、ボーンフリーだよボーンフリー!!! オレの最古の記憶にあるような玩具だよボーンフリー号!!!

ボーンフリーは古すぎて薄っすらした記憶しかないけど、その後のアイゼンボーグはハッキリ覚えていて、コセイドンに関してはどハマリした。

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箱付きのサンバルカンロボ、ここにも出しゃばって来やがったダイモス、そして実写番組史上最強ロボの呼び声も高いレオパルドン様。最近になって外国人のスパイダーマンファンにも認められたそうで何よりでございます。

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ダイラガーだよダイラガー!親にねだっても買って貰えなかった15機合体のヤツだよ! 
確かフルセットがお高すぎて、リックラガー・クウラガー・カイラガーの各5機をばら売りしてたよね。

それにしても、「シュートイン!ダイザーゴー!」と叫びたくなるグレンダイザーのコクピットの玩具ってなんだろう。これだけ売られていたんだろうか。

また、スタージンガーのサージョーゴだけあるってのはどういう了見なんだろう。探したらどこかにジャンクーゴやドンハッカもいたんだろうか。

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またしてもダイモス。何でこの博物館はこれほどダイモスを推すのか。それはどうでもいいとしてダイケンゴーだよダイケンゴー!宇宙を駆ける鋼のパワー!

後ろにチラっと見切れてるダイデンジンもキュート。これも友達が持ってたけど、変形が自然でカッコ良かった記憶がある。

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と、ここで不思議な玩具を発見。右側にいるのどう見てもサスライガーなんだけれども、なぜ緑ではなく真っ黒なんだろうか。調べてもこの色合いのサスライガーの玩具は見付からなかったのだが……。

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ギャバン、シャリバン、シャイダーの宇宙刑事3人の後ろに「お前は絶対に違うだろこのマイナー番組が!」と言いたくなるゴーディアンが。
幼稚園の頃、友達が持ってたコレで遊んでいたらガービンが閉まらなくなってしまい、ビビってこっそりとおもちゃ箱の中に片付けて逃げ帰った記憶がある。本当にごめん。

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オレ様の軽犯罪の記憶はどうでもいいとして、初代のゾイドも今見ると随分とシンプルな造りなんだよなあ。でも、今のゴテゴテのゾイドよりも、こっちの方が「ゾイド感」が強い。シンプルだからこそ兵器っぽくてカッコ良かったし、コックピットの付け替え遊びなんかも出来たんだよねえ。
ちなみに、意外と忘れられているのだが、初代のゾイドって実はゼンマイ玩具である(笑)

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他にも玩具の歴史(古代から!)を解説していたり、ブリキ玩具も揃っていたりと見所は多いのだが、やはり超合金コーナーで足が止まったなあ……。テコでも動かなくなったなあ……。息子がつまらな過ぎてブチキレてたなあ……。

という訳で、おそらく親は懐かし過ぎて発狂すると思うので、子連れの場合はやっぱり子供のお世話係を用意すべき。

3回に分けていちご狩り、公園、おもちゃ博物館を紹介したが、これらは全て一箇所に集まっており(と言っても敷地面積は全て合わせると50ヘクタール以上になるが!)、壬生のPAから遊びに行けるというのが素晴らしい。
東京からだと、宇都宮・日光・那須に向かう途中に位置しているので、旅行の道程にも組み込みやすく、非常に使い勝手が良い。

今から計画を立てて旅行となると宿の問題などあって厳しいかもしれないけど、日帰り突発旅行であれば今からでも行けるはず。
小さな子供がいる身としては、この「行けば行ったでなんとかなる」という安心感は何物にも代えがたい。超オススメ物件である。

[店名] 壬生町おもちゃ博物館
[住所] 栃木県下都賀郡壬生町国谷2300
[TEL] 0282-86-7111
[営業時間] 9:30~16:30
[定休日] 月曜・年末年始(12/28~1/2)
オフィシャルサイト http://www.mibutoymuseum.com/


【特別付録】 哀愁のおもちゃのまち駅

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この時は実は電車で移動したのだが、おもちゃのまち駅という名称に期待したのに駅周りには何もなく、飲食店やコンビニも満足にない有り様……。

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巨大なシルバニアファミリーも逆に不気味っていう。

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どローカルな景色を見ながら「ここは車で遊びに来るべきだな」としみじみ思った(完)



※ 本文は以上です
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