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[往路]鳴門神戸自動車道から新名神〜高知から埼玉、家族で車帰省の記録2023夏④

徳島道から降りた後、再び鳴門神戸自動車道に入る。そこからはもう暗くて、景色は見えない。
鳴門大橋からの海も、淡路島の風景も、見えない。

ただ、明石海峡大橋から神戸の夜景が見えた。

日本有数の大都市の夜景を見るのは、
東京の片隅、山の方で育ち、すっかり高知に馴染んでしまった我が家の子どもには珍しいものである。


上の子がまだ2歳前のとき、播磨の父の兄であるおじ夫婦を頼って家族で保養に来た。
その数ヶ月前、東京の片隅にも放射性物質がまあまあ降って来たからであった。あまり降ってきてない場所に一時的でも保養でいくとよいとの情報を得て、原発事故直後に拠り所なく屋外を子どもと2人でウロウロしてしまった私は、子どもの健康を考えて保養を決行したのだった。

私たち夫婦はペーパードライバーで、当時今より少し元気だった、まだ自分の孫たちがいなかったおじたちにおんぶに抱っこであちこち連れて行ってもらった。

上の子の初めての海水浴は播磨灘、網干の浜の遠浅で、今はなき手柄山遊園のプールでも泳ぎ、
そしておじたちが神戸側の明石の大橋のたもとに連れて行ってくれて遠くの淡路島を見せてくれた。

神戸市内には父の姉であるおばも住んでいる。3年前亡くなった良くしてくれたおばの夫であるおじの葬儀にも行けず、コロナや家のゴタゴタもあり結局お参りにも行けてない。
通り過ぎるのが心苦しいが、この秋には必ず行こう、と神戸を通り過ぎて、
22時ごろ新名神高速道路に入って宝塚北サービスエリアで休憩をとることになった。

写真をとってはいけないので写真はないのだが、
ベルサイユ宮殿をイメージさせる立派なトイレがあった。

さすが宝塚である。

おまけに22時にもかかわらず、店舗内は普通に混雑して、乳児も幼児もいる。いったいどういうことだろう。みんなここを経由して今からどこへ行くとこなんだろう。私らのように関東に行くとこなのか。

ここで高知で買いそびれたお土産をどっさり購入する。これは結果的によい判断だった。
関西随一のサービスエリアで、幅広いお土産をカバーできた。

23時すぎに再び出発し、新名神から京都、滋賀大津を抜けて、伊勢湾自動車道に入り、
湾岸長島パーキングに入ったのは、日付を越えて1時過ぎだった気がするが、定かではない。

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