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相談されたことの話。


今日は友達に相談を受けました。
『依存してたのに虐待するってあるの?』って質問でした。

どうやら好きすぎて依存してたはずで
物を与えたり、べったりだったはずなのに
手を挙げる時があることがわかった。。
という話だったんですけど。。

依存っていうと『大好きすぎてそれしか見えない』みたいなイメージがあると思うんですけど
実際は支配だと思うんです。。

不安や恐れから来る支配。。
思い通りにならないと怒り出したり
攻撃したり。。
私にとっては依存というのは虐待とかなり近いところにある表現かな。。という
私の意見を述べましたが。。
された側が傷ついているならそれは
愛ではなく支配であり、虐待だと思います。

ほんと。。身近に溢れてるんですよね。
愛という形をした支配。。


本来の愛情っていうのは
言葉にすると難しいですけど
『尊重』や『共感』であって
自分のことも相手のことも丸ごと認めていくってことなんだと思うんですけど

好きだからこうして欲しい
心配だからこうして欲しい
正しいからこうして欲しい

できなかったことに罰を与えるのは
虐待ですから。。

相手が怖がることをしたり
相手が嫌がることをしたり
相手を痛めつけたり
相手を無視したり
相手の尊厳を傷つけるようなことは
よくないことですから。。

それを教育というのはどうかなと思うんです。。
怯えさせて叩き込んでも
その人の心は壊れてしまいますよ。。

それよりどんなことを考えているのか
どんなことを思っているのか
『その人』にしっかり寄り添って
向き合って、共感する方が
愛のような気がします。

依存は相手を縛りますからね。。
なんていうかコントロールですから。。


その子は昔は心理の話が全く通じなくて笑
過去に私が話した時には
『なんでもうまくできて、なんの苦労もない幸せなあんたには私の気持ちなんかわからない!!』みたいに
私に怒鳴り散らしてて笑

私の生い立ちや元旦那さんのことを知っていて、
なんの苦労もないって言われたことに私は私で面食らったことがあったんですけど笑

それから数年。
きっと自分の中でも一生懸命に向き合ったんだと思います。

心理学についても
愛着についても
アダルトチルドレンについても
きっとものすごく調べて
ひとつひとつ向き合って、
自分が辛くなれば精神科などにも頼りながら
懸命に生きてきてくれたんだと思うんです。

その子自身、私の記憶の中だと
かなり不安定な子ではありましたが
昔とはずいぶん変わって
すごく前向きだし、
キーーーーッ!!!って怒ることもなく
文字通り『話し合いができる人』になったんですよね。

私は人に攻撃をしてしまう人や
怒りっぽい人、
無視やリセットをしてしまったり
蒸発してしまう人。
様々な愛着に問題を抱えた人に
攻撃される側として生きてきましたが。

怒りっぽい側にいた人が
こんなに穏やかな変化をしていく姿は
見たことなかったので
彼女の力に驚きと感動を感じました。


ほんと。。自分をしっかり振り返れる人だけなんですよね。。
いろいろ気がついていくの。。

自分にも人にも穏やかに寄り添えるのって。。
簡単そうでできる人の方が少ないかもしれませんから。。

大体みんな。。自分を粗末にしてますからね。。
自分を丸ごと肯定できなくて
心の安定や幸せを自分以外に求めるから
依存するし、コントロールするし、
支配するんですもん。。


本当に人を愛せる人って。。
自分のことも愛せる人。

自分の気持ちに正直で
自分を信じることができて
自分を励ますことができて
自分を尊重することができる。。

自分の機嫌は自分で取れる人だけが
本当の意味で
人を大切にできて
人に優しくできて
人を愛せるんだと思うんです。


その愛も。。手を広げて自分の前で輪っかをつくって。。。
この中に入る人数。私なら子どもたちだけ
安全と幸せを守れる強さを身につけること。

そのくらい小さな範囲を守れるぐらいで
十分だと思うんです。

誰の期待にも、自分の思い描く理想にも
届かない等身大の自分でも。。

子どもたちの言葉には耳を傾けて
子どもたちの期待に応えられる努力をする自分にはなりたいなって。。。

今日はその子と。。そんな話をしました。


結構私の身の回りには
心理学を学ぶ子が多くて、
やっぱ心理学って人間学というか。。
人間を知ることができるのは面白いです。

自分も含めて
もっともっと自分を知って
自分を大切にしながら人生を歩めたらいいなって思います。


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