見出し画像

愛着の傷とインナーチャイルド


インナーチャイルドとは
私の解釈は過去の自分、子ども時代の自分
自分の育ちの段階での心の傷なんですけど、

もちろん。
子どもは無条件に親が好きなので
たくさんの愛される努力をしてきましたし、
たくさんのアダルトチルドレンたちは愛される努力をしてきてると思います。

私も、仲のいい親子を目指してた。
可愛い娘に見えることを目指してた。
それが叶っていないこと
傷だらけの自分を見て見ぬふりをしてきた結果。。

親から巣立ちの時を迎えた時、
自分が愛されるためには
好きな人には捨てられないように服従してきましたし、
すがってきましたし、何より見捨てられないために必死で機嫌を取ってきた私ですが

自分を癒していくのに必要だった気づきは

『自分が大切にされていないことに気づく』
『自分が粗末にされていることに気づく』
『親の愛やその他、愛と思っていたものは
相手の支配下にいることでもらえるご褒美でしかなく、条件付きの愛だった』
ということでした。

結構これは深い傷の人。。
その傾向が不安だったり、回避だったりしても
この気づきがかなり重要な気がしますし
この気づきが全てのスタートな気がするんです。

子どもは親が大好きですから。。
むしろ親がいない自分の人生は想像もできないほどの恐怖なんですよね。
だから。。
たとえ虐待や否定、コントロール、
過剰な干渉などされていても。。
酷い扱いを受けていたとしても、
どんな傷ついた子どもも

『親への愛着の気持ちを保とうとする』んです。
また親からの愛情を求め、信じるために
恐怖や悲しみ、怒りだったり不安だったりを
抑圧という形で心にしまってしまい、
自分は愛されているから大丈夫だと
自分に思い込むことで気を逸らしてしまうんです。


その抑圧はその瞬間はスッキリしたり
無かったこととして生きられるんですけど
隠した感情は消えることはありませんから、
いつか。。出てくるんです。

そうですね。
親離れの時期など、大人に近づいてきたときなど、1人の人間として生きる時間がはじまったときがそのタイミングかなぁと私は考えてます。

そして親で満たされなかった気持ちは
パートナーや恋人、夫婦関係や
自分の子どもたちとの親子関係で
爆発したりする人もいれば
その爆発した人を受け止める形で
愛を確かめようとしたり。。

とても苦しいと思います。
苦しいと気がついていてもなぜかわからない人の方が多いかもしれません。。

でもその気持ちは気のせいなんかではないし
単純で簡単なものでもなんでもなく
生まれてから十数年の積み重ねられた苦しみだということを知って
時間をかけて向き合っていくことだと思います。

向き合っていく過程で、
自分に向けられた愛情は条件付きのものだったこと。。
自分が考える愛とは違っていることまで理解ができると。。
親やその他の愛のようなものを与えてくれた人自体も、そのズレたものが愛だと思っている。

心配や支配を匂わせるものが
愛情だと本気で思っていることがわかると思うんです。

意地悪でも、嫌味でもなく、
本当の気持ちで愛のようなものを持って
受動攻撃やモラハラや虐待を行っている。。
その人たちも、同じように愛着に傷を持った人間というとこまで気がつくと、
ちょっと話が壮大になりますけど笑
日本という国や、
人間の歴史、その時代の生き方にまでフォーカスすることができて。。

男尊女卑の時代や戦争があった時代など
『子育てをする大人に人の面倒を見る余裕なんかない時間』が多く存在することに気がつくと、

愛着の問題やアダルトチルドレンが世代連鎖をしていくこともなんとなく理解できますし
ニュースなどで虐待を躾と表現する親が
本気でそう思っていることもわかるんです。。
怖すぎますけど。。


そうなると。。
『どこでこの世代連鎖を止めるか?』って
テーマまで辿り着けるんですけど。。

そこでくるのが『自分』です。


過去は変えられないし
親も変えられない
けど。。自分が子どもたちを
自分の人生と違う愛や安心に溢れた時間を生きて欲しいと思うこと。
この連鎖を私の代で止めるというのが
私自身が自分の人生と向き合った結果で
今でも懸命に生きている理由です。


今日は結構、壮大で大袈裟な話になってしまったかもしれませんが
私はこんな感じで自分の頭や心と向き合って
自分の愛着障害や心の傷に対して
自分やそのまわりを憎み恨むやり方ではないアプローチで
自分のことを癒してます。

このやり方が正しいのかは分かりませんが
どんなに傷ついても
人を恨めない、
見捨てられ不安やギバー力の強すぎる私にとっては、自分の暖かい部分を守りながら
『誰も悪くない』『仕方ない』という
寄り添う気持ちを持ちながら
自分をしっかり保って癒していく方法としては
1番自分に合ってる気がします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?