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~不登校長男~特別支援学級の体験に行く?その①

今回は、前回の記事の続編になります。

●前回の記事はこちら
相談員から電話が掛かってきた話を書きました

↓↓↓


待ち合わせは校門で!

前日の電話で 相談員とは校門の前で待ち合わせをしていた
その時間は 午前8:30
不登校経験のある方なら この時間が
どれだけハードルが高いかが お分かりいただけるだろうか
尚且つ 学校から遠ざかっている長男からすると
校門に行くことでさえ かなりのハードルの高さなのである

体験授業に必要な持ち物

事前に 体験授業に必要な持ち物を伝えられていた
筆箱、体操着、ランチョンマット
給食代(300円程度)、上履き…

どれもこれも 懐かしいアイテムばかり(笑)

在籍校の体操着は
いろんな記憶がよみがえりそう(親も含め)なので
普通の半袖・短パンを持たせたり
筆箱はどこに行ったか分からず 必死で探したり
上履きは履かないうちにサイズアウトし 新品の上履きを引っ張り出したり
ランチョンマットは出てこないので 弟のものを持たせたり
給食は食べないと思ったが お釣りのないように封筒に入れたりした

ランドセルは目につかないところに 封印しているので
お気に入りのリュックにセット完了したのが 体験日当日の8時!!

次男を幼稚園に送り出したりしながら
家のあちこちに散らばった荷物を 集めているだけで息切れ
これを毎日毎日親子でやっていたかと 思うと
今の何にも縛られない生活に
親子ともども どっぷり浸かっているなぁと感じた

約束のできない生活のゆえ…

長男が不登校になってから 
予定を入れたとしても 長男の気持ち次第なところがあり
学校、通級、病院に…
「今日は長男の気分が乗らないので、行けません…」と
何度電話を入れたことか


その度に 親である私は取り乱し 落ち込み
玄関にへたり込む日も 沢山あった

その経験から 長男の予定については
あらかじめ相手にも・・・
「行けるかどうかわかりません」
「遅れてなら 行けるかもしれません」
「出発したら 連絡します」


そんな風に相手に伝えることが ほどんどだったし
あまり期待をして 前々から準備をしないようになった


そんなこともあり この日も前日から持ち物を準備する気になれなかった
入念な準備をした結果
長男次第で 予定通りに動けないとなると
回収不可能な気持ちと 一緒に過ごさねばならないからだ(笑)

私の脳内シミュレーション

支援級見学を控えて 私の脳内では
静かに 当日の風景が繰り広げられていた

①家から出られなくても 前日には行くつもりでいたことを褒めよう!
②玄関で行きたくないとなっても 凹まず 長男と工作をしよう!
③自転車でも車でも 長男が行きたい方法で行こう!
④もしも 学校に行けたとしても 校門まででOK!
⑤万が一 廊下まで行けるような事があったら 最高じゃん!
⑥支援級に在籍している 友達に挨拶出来たら 今日は祭りだ!

親の思い通りに行かなくても 凹まないように…と
大きな予定のたびに 
たとえ 目的が達成できなくても
「今日は生きてるだけでいいわ」と思えるように
こうした 入念な脳内シミュレーションが行なわれている(笑)

長男への関わり

・6:30に電気をつける
・寝ぼけている間に服に着替えさせる
いつも通り好きなテレビを見せて、長男の元気スイッチON!
・長男が目を覚ましたことを確認し、徐々に長男との距離を詰めていく(笑)
・当たり前のように「今日は自転車で行く?車がいい?」と、学校に行く前提で話しかけてみる
・「帰ったら何する~?」と、楽しみを用意する
努めて明るい表情をする(私は顔に出るので、この部分は夫に任せる)

いざ出発!

なんども刷り込みを行なってきた おかげなのか
長男は「今日行くのは、校門までねっ!」と言った

それだけで小躍りしたい気持ちだったが 
表情を顔に出すと敏感に反応するので 至って普通に対応

転籍先の学校までは 自転車で5分、歩いたら15分くらいだろうか
長男の場合 歩くは苦手で 自転車の方がフットワークが軽くなるので
「学校には自転車で行ってはダメ」なんて 
しょーもないことは言わないようにしている

長男が自ら 自転車に跨ってくれたので
夫、私、長男の3人揃って
珍しく8時台には 家を出発したのであった

~長くなってしまったので この先はまた次回!~

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