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不登校児の母 ~居場所がなくてベランダで過ごすことにした~

前回の記事を 読んでくださった方
ありがとうございました(;_;)

「不登校支援なんて言うけど・・・」という 私の本音を吐き出したので
いつもの倍近くの 4000字にもなりました


この悔しさを伝えたい!!と
多くの人に 読んで欲しい内容ではありましたが
私を知っている人が読んだら 
身バレしそうなので 有料にさせていただきました

さてさて 今日はさくっと読めるお話です


一人になれる「居場所」ありますか?

不登校の長男は 家で過ごすのがこの上なく 好きらしく
週に1、2日程度しか外出をしない
そのため 平日に私が家に一人になる瞬間は なかなか訪れない

なのでたまに
「一人になりたい…」、「私にも居場所が欲しい…」と
げんなりすることも あるある・・・ あるある・・・

それなので 母である私は
スープの冷めない距離へ 出かけていくという話を書いた

カフェ以外の「居場所」ありませんか?

「一人になりたい」 そう思うと
長男が外に出るのを待っていても 仕方ないので 
私の方が 近所に出掛けるのだが 
近所であっても まあそれなりに 疲れるのだった

スーパーに出掛ける(毎日行くから 食材を買いすぎることになる)
喫茶店に出掛ける (ドトールじゃなくて 静かな喫茶店を探したい)
図書館に出掛ける (積ん読専用本を たんまり借りてきて疲れる)

40を過ぎたせいか 人の多い場所は疲れるし
「結局家が一番だな」となることも多く
家の中でもなるべく快適に過ごしたい そう思うようになった

家の中でも 一人になれる場所
ところが 都内の3LDKのわが家は それほど広くはない
一部屋は 大きなベッドに占領されており
もう一部屋は 長男に占領されている
さらにリビングに続く もう一部屋も おもちゃと洗濯物で溢れている
おまけにリビングには ソファがあるわけではなく ダイニングテーブルに 腰かけていると 
「なにかやらなければ!」という衝動に 駆られるし
キッチンの椅子は 硬くて長くは座ってられない・・・
長男が行ったり来たりするので 動画や本にのめり込む気にもなれず

はあ~ 家の居心地が もっと良くなれば・・・

庭はないが、ベランダがあった!

蒸し暑い夏が終わり 外には徐々に気持ちの良い風が 吹いていた

マンション暮らしのわが家・・・
庭があったら 縁側にでも腰掛けて くつろげるんだけどなぁ

ん・・・??
「庭はないけど、ベランダがあるじゃないのよ!」

現在の住まいは 高層階のため 
都会の煩さはあるが 視界だけは広い

気持ちの良い 外気を浴びながら
鳥の声だったり 小学校から聞こえてくる 子どもたちの声や
車や人が通り過ぎる音を 聴きながら 本を開くのが 心地よい場所だった

半分HOMEで、半分アウトドア

リビングに居たら あれもこれも気になり 
結局家事をすることになってしまうんだけど

この「半分HOME」で「半分アウトドア」の環境が 
私には とてつもなく新鮮で 

ベランダに椅子を出し エアコンの室外機には
珈琲と「積ん読」だった本を 並べてみる
膝掛けを 足元まで掛けて
読みたかった本を 1ページずつゆっくり捲る

珈琲や紅茶も 自分の気分で何杯でも飲める
そして 喫茶店や図書館のように 誰かが隣に座ってくることもない

長男の生活音を感じることもない 
自分専用のテラス席ではないですか
こりゃ 最高!!


それも もう少ししたら 外も寒くなり 
長い時間は ベランダに 座っていられないかもしれないけど
ベランダで過ごせる 防寒グッズでも 揃えようかしら?)

この季節限定の ベランダタイムを楽しもうじゃないか

「余白」のなかった1年前

1年前の私は 
こんなもゆっくりとした時間を過ごすことはなく
シャカリキになって 働いていた

「働けるのであれば 定年退職まで・・・」と 思ったりもしていたので
まさか 1年後の今・・・
図書館に行ったり ましてやベランダで読書までしているなんて
1年前の私が見たら 驚くだろうな
人生と言うのは わからないものだ

シャカリキになって 働いて
少しできた時間には 子どもの用事や 家事を詰め込み
気分転換と思って入れた 自分の予定も楽しめず

自分ができない家事育児は お金を払って外注までしていた 
それなのに・・・しょっちゅう パンクしそうになっていた

当時は 自分自身に「余白を作る」なんて 
1ミリもできるわけがなく・・・
労働と 消費を 繰り返していた

「余白」は自分へのプレゼント

今は 外に出て働く「労働」がない分
自分への「消費」は ほんの少しで
手元にある服を着て 着たきり雀ではあるが
一番大事な「自分の時間」は 以前に比べれば とても増えた気がする

私の場合「仕事をやめて こうなりたい!」と思って
仕事を辞めたわけではなかったが
今の余白のある時間は 今の私へのちょっとしたプレゼントだと思っている

自分の環境が変わったことにより
自分も休む場所さえなく 頑張りすぎていたことを知ったし
それに比例して 長男も休む場所と 時間が足りなくて
頑張っていたんだよな・・・と 気が付くことができた

だからこそ 以前のような生活に戻りたいとは 思わないし
ゆっくりでも 優しい時間を過ごしたい
ベランダで 気持ちの良い風を浴びながら そう思っている
.
.
.
ちょっとだけ 一人で休みたくなったら
私のように ベランダでも お庭でも 自分の車の中でも
一人の時間を 楽しんでください 


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