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【記録】ジョン・ミューア トレイル 4日目

2019年9月3日 JMT day4
Lyell Canyon → Rush Creek trail
Donohue pass
16km 660m登り
晴れ 曇 雷 小雨

8:40 start
フラット、メドウ
10:05 登りスタート
11:10 Lyell Fork Bridge 行動食 靴擦れケア
11:30 出発
12:10川越え 綺麗なポイント
13:00 川越え 岩に滑り打撲
お昼
13:25 出発
13:50 レンジャーチェック 許可証見せず
ポツポツ雨と雷が鳴る
14:10 Donohue pass
下りスタート
15:20 5分休憩 メドウが綺麗
15:50 5分休憩
16:20 5分休憩 行動食
キツイ。胸痛い。
テン場を通り過ぎる
16:55 Rush Creek trail 分岐

17:10テント設営 雨
17:30-18:10くらい待機。ストレッチ
18:10 ご飯 蚊が多すぎ。水汲みは明日する
19:10ご飯と歯磨き等終わらせる
テントへ、少し頭痛


朝 豚骨ラーメン (ワカメ、ネギ、肉、大根)
昼 オートミール みそ (お麩、肉、ほうれん草、寒天、ネギ、ワカメ)
夜 棒ラーメン(肉、トマト、ネギ、大根、ワカメ)


今日は昨日よりきつかった!

調子が良くない朝。パッキングが面倒

あまり眠れずに何回も起きる。6時に目覚ましが鳴って、ストレッチ。それから水を汲みにいく。

近くにいたハイカーは7時過ぎに出て行った。私は7時半にご飯を食べてからトイレをすます。

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その後テントを撤収。フライが乾かない。久しぶりにパッキングが面倒になってダラダラする。出発が8時40分になってしまった。

歩き出すと元気がでてきた。


フラットな森のなか、始まった登り

最初の数キロはフラットな道。朝は雲ひとつなく、昨日より写真映えする景色。写真撮りつつ歩く。

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ペースは悪くない。すれ違うハイカー達とも楽しく挨拶。メドウが綺麗。

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その後、森に入ると登りが始まる。最初は調子良く歩くも、徐々に疲れが出てくる。森の中は日差しが少ないのが救いだ。

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所どころ景観の良い場所があり、そこで一息つく。

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ひとつめのポイントの橋までも、とにかく遠い。登りは歩くスピードがかなり落ちる。

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本日ひとつめのポイント、橋に着いたらもう11時。すごく綺麗なので、行動食を食べて足を洗う。いつのまにか靴擦れになっていた。登りは擦れて痛いから絆創膏を貼る。

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美しい景色を見ながら登りが続く

ここからまだ450mの登りが待っている。峠までは程遠い。

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最初は森の中だけど、どんどん視界が開ける。ヨセミテの今まで歩いた所が少し見えてきた。

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上流の川に着いた。山々と湖が美しい。

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毎日トレイル上で会うカップル。今日はこの綺麗な場所で会った。2人が写真撮ってくれた。

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ソロで歩いている男性は、incredible (すばらしい)を連発していた。

男性の気持ち、大いにわかる。わたしも既に泣きそうだ。こんなに美しい場所がこの世にあるなんて、純粋にそう思った。

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さらに200mほど登りが続く。少し登っては、写真を撮った。

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この先のトレイルは川の向こうだ。川を渡る石はあるけれど、中々の急流を進まないといけない。落ちたら大変だから、ゆっくりと進む。アドベンチャー感、半端ない。

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素晴らしい景色が続くが、昨日よりも雲が出るのが速い。この付近には昨日怪しい雲があったけど、今日もある。

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もう一度、石を渡りながら川の向こうへ行く。調子に乗って勢いよく飛んだら、石に着地の際、滑ってしまった。その勢いで脛を岩の出っ張りで打つ。痛い。さすがに骨は大丈夫だろうけど、すぐにコブができた。

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これはゆっくりしろということかな。そう思ってお昼にする。お昼はオートミール味噌。美味しかった。

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雷を恐れながら峠越え

雲は相変わらず怪しい。途中から、追い越し追い越されを繰り返していたおばあちゃんと話をする。雷がこわいねと。

おばあちゃんがすれ違うハイカーに聞いたところ、峠付近にいたレンジャーさんも避難したくらいのよう。少し前は雨も降っていたみたいだ。

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岩場を登っていたらレンジャーの方がいた。爽やかなイケメンだった。

天気を聞くと、雷はget overらしい。

どこから来た?と聞かれたので、「ハッピーアイルから、JMTを歩いているよ」と答える。パーミット見せてとは言われなかった。

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その後、少し歩くと雨が降ってきた。大粒だったので、レインコートを着てザックカバーをつける。

雷は先程よりも近くなってきた。でもまだ距離がある、稲光も見えない。進行方向の天気は悪くない。

念の為、隠れそうな岩を常に探しつつ歩く。

「アメリカで邦人雷にうたれて、、」そんなニュースが脳裏によぎる。

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パスに着いたけど、まだ奥の景色は見えない。雷も相変わらず鳴っている。


峠を越えてインヨー国立森林公園へ

パスの先はインヨー国立森林公園だ。ヨセミテ国立公園はここまで。名残惜しいけど、時間をかけていられない。ヨセミテにバイバイして、すぐに歩き出す。

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少し歩くとインヨーの景色が眼前に広がる。ヨセミテとは少し違うけど、ここも素敵だ。

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登りはしんどいが峠超えが好きで堪らない。これだから歩くことをやめられない。

ゆっくりしていられないので、とにかく下って標高を下げる。今、雷がくると私が一番高い。雷がこわいのもあって、サクサクと一気に下った。

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少ししたら胸が痛くなってきた。この痛み、いつも下りにくる。ある程度下ってから、岩場の隠れられる所で、バックパックを置いて休憩した。

それにしても一気に人と会わなくなった。

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この後少しトレイルを間違える。雷で気が動転しているようだ。

正規トレイルに戻ってすぐ、いくつかテントが張られているのを見つけた。この雷で緊急で設営したみたいだ。

最初のグループには、「雷は鳴っているけど、さっきよりベター」と伝える。

次のテントは日本人の夫婦。久しぶりの日本語に、テンションが上がって少し立ち話をする。

1時間前のグループが向こうはストームだよと言っていたそう。

本当、山の天気はコロコロと変わるな。

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歩き疲れ、何回も休憩。程遠い目的地

また歩く。天気は回復してきた。インヨー側も景色は素晴らしいけど、胸が痛くてじっくり見る余裕がない。

休憩が30分に1回になってきた。胸も15分くらい歩いたら痛くなる。

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今日は調子が良くないな。時刻は3時半から4時に。今のところ目的地まで目指すつもりだけど、それまでもつのだろうか。

何回も休憩して、行動食を食べた。

後半はまだ下るのかというくらい、下りが続いた。まだ着かないのかな、何回も何回も地図を見た。


悪天候のなか、急いでテント設営

なんとか今日の目的地、Rush Creekあたりのキャンプ地に着いた。時間は4時45分。もう少し稼いで明日と明後日に繋げたい気持ちもある。

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ここにきて気持ちは復活したのか、歩けそうだったので少し進む。

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また天気が悪くなってきた。今日はおしまいにしよう。テントが張られた形跡がある所で幕営することに。

バックパックからベアキャニスターを出す。ベアキャニスターを少し離れた場所に置いたところで、雨がパラパラと降ってきた。

急いで戻ってテントを設営する。昨日の所よりもペグは打ちやすかった。少し歩けば水場もある。

テントを設営してザックを中に入れて、中で少し待機。ボーッとしたりストレッチをする。

雨が止んだので外に出てご飯にしたら、これでもかというくらい、蚊に刺された。天気が良くなったので、水汲みをしたかったけど、この蚊は嫌だ。

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テントの中に早めに入り、日記を書く。

途中トイレに行きたくなった。真っ暗のなか、外に出て用を足す。いまから音楽を聴いて寝よう。少し頭痛がした。


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