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みんなも一緒にカウンターパンチ! 「私なんて…」をぶっ飛ばそう

皆さんは、何か物事がうまく行かなかった時、自分の能力の限界を感じた時などに、ふと思ってしまうことは無いだろうか。

 「自分ってやっぱり駄目だな〜」
 「私なんかが頑張ってもどうせ…」

人間なのだから誰にでもそんな事はある。ただし、過剰な自分責めは、うまく行っている他の部分に影響を及ぼし、それまで頑張ってきた自分まで否定しかねない。そういう考えが常習化してしまうと、健康・美容にも良くない。

最近、そんな悪癖を打破する面白いアイデア、その名も「カウンターパンチ」を教えてもらったので、ぜひ紹介させてほしい。

このアイデアの発案者は、私の旦那さん。私が文章をうまくまとめられず、例によって「私なんて〜」と自分を戒めていたときのこと。横でその様子を見ていた旦那さんが、

「私なんて…っていうそれ、もう聞いてるのめんどくさいから、代わりに”カウンターパンチ”しよ、カウンターパンチ!」

と言ったのがきっかけ。

パンチといっても、もちろん暴力で問題解決に挑むわけではない。この「カウンターパンチ」は、前向きな気持ちを見失ってしまいそうな時にとる自己改善アクションのこと。

ネガティブに対して、文字通り”カウンター”を食らわす行動をとって、へこんだ気分を取り除き、ついでに自分のレベルアップに繋げるのが狙い。

やり方も簡単、

  1. 前もって、実施する自己改善アクションを決めておく(腕立て5回、読書5分、など)

  2. 「私なんて」と思った瞬間、すぐにカウンターパンチを発動

  3. 必ずカウンターパンチの内容をやり遂げる

これだけ。

”前向きな気持ちを見失う”とは、本当はきちんと頑張れているにも関わらず、自分を責めたり蔑んだりしてしまい、心のバランスが崩れそうな状態のこと。

それを「でもXXできたし、いっか!」で上書きして、嫌な気持ちに立ち向かうのがこのアイデアの”ミソ”だ。こうすれば嫌な気分は取り除かれて、しかも「XXをやった」という経験値が残る。積み重ねれば、自身のレベルアップにだって繋がるはずだ。

具体例としては、「私なんて…」と感じたその直後に腕立て5回(=自己改善アクション)をやる。それまではへこんで”うやむや”になってしまっていたものが、「…と思ったけど、腕立てやりきったから大丈夫!」という感覚にすり替わり、良い余韻が残る。ついでに二の腕のたるみもちょびっと改善する、というわけだ。

実際、旦那さんも自分を不必要にいじめてしまいそうになる時は実践しているらしい。彼いわく、実施するにあたって、

・必ず、自分を改善・レベルアップできるような内容にする(彼の場合は勉強するなど)
・”ちょっと頑張れば完了できる(逆に言えば、ちょっと頑張らないとできない)”くらいの難易度にする
・3分へこんだなら、3分くらいで最後までやり遂げられる内容が目安

というのがポイントだそうだ。私的には、カウンターパンチの内容を複数作って、飽きないようにしておくのもいいと思う。

思ってみれば簡単なことだな。

家で焼き肉をしたとする。美味しかったけど、ニオイが部屋に残っている。放っておけば、ニオイは部屋に染み付いてしまう。ここで「いつかニオイは気にならなくなるだろう」とそのままにしてしまうのが今までの私。「駆逐してやる!」とファブリーズを吹き散らし、爽やかな空気を取り戻すのがカウンターパンチ発動後の私だ。

注意点としては、「その場でシュシュっとファブリーズ」でかき消せるニオイにも限界がある、つまり”大きすぎる自己否定感”には効果がないという点。

むしろ逆効果になることもある。途方も無い挫折感や無力感をその場で手軽にカウンターするのはとても難しい。その場合は一旦休憩し、チョコレートを食べ、ぐっすり寝て気持ちをリセットする方がいいだろう。カウンターパンチはあくまで、「ぐらついた気持ちのバランスを前向きに戻してやる」時に使うのがいいと私は思う。

冒頭で触れたように、「私なんて」という自己否定は、思っている以上に悪癖化しやすい。自分が「できる可能性」を模索するより、「できない理由」を挙げる方が簡単だからだ。事実、今までの私はこれを言い続けてきたせいで、自分が好きなことや、興味のあること、得意なことを見逃しまくってきたと思う。

「私なんかがいまさら勉強頑張ってもなー。やる理由もわからんし、めんどくさいし。」

こういう瞬間は思い出せるだけでも数え切れないほどあった。この全てにカウンターパンチを食らわせていれば、今頃私は歴史に名を残すほどの人物になっていたかもしれない。…しらんけど。

ネガティブになることそのものが悪いわけではない。気持ちが後ろ向きになるのも、立派な自分の心の一部。

内省も大事だし、それが理由で自分を深堀りするきっかけにもなる。何事も、ポジティブな心持ちとネガティブな心持ちのバランスが、良い結果をもたらすと思う。だから、このカウンターパンチ案は、そのバランスが崩れそうになった時に発動するべきなのだと思っている。

手軽にできるし、私が感じる範囲でいえば、即効性も抜群。もしもこれを読むあなたが、次に「私なんて」と言ってしまいそうになったら、床に寝転がって腹筋をしてみてはどうだろうか。

それから、もし試してみた人は効果の実感や「ここをこうしたらもっと良かったよ」などがあれば、コメントでぜひ教えてほしい。

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