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燃えるカリフォルニア。

カリフォルニアが燃えています。

この夏から、あちらこちらで、ずっと。

山火事は命の循環で、自然豊かなカリフォルニアではよくあること。山火事含んでのカリフォルニアライフではあるのですが。

それにしても今年は、燃えに燃え、ギガファイア(100万エーカー以上の山火事)となってしまいました。

恐るべし、2020。。


そんな2020も終わりが見えてきた、先週日曜の夜。
私はうっかり、夫とこんな会話をしてしまったのです。

「今年はいろいろあったねぇ」
「このまま終わってくれるかなぁ」
「選挙もあるしねぇ」
「まだ何か起こりそうじゃない?」

そしたらどうでしょう。
翌朝、私たちが暮らすアーバインで山火事が発生してしまったんです。

恐るべし、言霊。。

避難勧告のメールがばんばん来る。

車で5分くらいのエリアまで、避難指示が出る。

これは雲じゃなくて、煙。

風向きで、明暗くっきり。

山のほうから、逃げ飛んでくる鳥たち。

この日は強風で、あっという間に火が燃え広がり、消火活動も難航。

まったく消火できないまま、夜を迎えました。

我が家は避難するほどの距離ではなかったのですが。

それでも、空は暗いし、空気は焦げ臭いし。道路に出れば、強風で大木が倒れて、道を塞いでるし。

終幕ってこんな感じかな?
とさえ、思ってしまいました。

その後は、ファイヤーファイターの朝も夜もない、身を捧げるような活躍のおかげで、かなり消火できたそうです。

出火から4日が経って、やっと匂いがなくなり、学校も再開。

不安もだいぶ和らぎました。

これは1ヶ月ほど前に、ドライブスルーで消防車を見学するイベントに参加したときの様子です。

このときは
「いやー、かっこいいねぇ!グッズたくさん載せてるねぇ。消防士、マジでマッチョでイケメンだわ」
なんて、のんきな感想を抱いていたのですが。

今回のアーバインの山火事では、1000名以上のファイヤーファイターが出動。

2名が、重傷を負ってしまったそうです。

命がけで働く勇敢な消防士さんたちに、いまは心からお礼を伝えたい。ありがとうございます。

そして今後は、軽々しく「何か酷いことが起こるよ~へらへら」なんていう発言は、控えようと思いました。

何か起こったときには、誰かが傷ついている。

そして勇敢なヒーローが、命がけで救ってくれているのだから。

2020年は、もう充分傷ついた。

もうきっと、何も起こらない。絶対に!!

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