カリフォルニア、再始動の日に思うこと。
アメリカの夏、最大にして最高のフェスティバルといえば・・・。
そう!7月4日の独立記念日です。
この日には、家族が集い、BBQしたり、花火を楽しんだり。アメリカ国旗を象徴する赤白青が、ありとあらゆる場所に飾られ、街中が明るいお祝いムードに包まれます。
去年はコロナの影響で、大小さまざまなイベントがお預けでした。だから「今年の7月4日までには、頑張って脱コロナしようぜ!」というのが、カリフォルニアの大きな目標となっていたのです。
6月15日までにはカリフォルニアを必ずやリオープン(再開・再始動)させてみせる!と、公言してきたニューサム知事は、賛否両論を激しく受けながらも、パワフルなリーダーシップで有言実行。
本日から、カリフォルニアは再始動したようです。
カリフォルニアのみなさん、おはよう。
今日は、再始動の日です。
私たちは、4000万件以上のワクチンを打った。
さあ・・・
ソーシャル・ディスタンスは、もうしなくていい。
人数制限は、もう設けなくていい。
地域による色分けも、もう必要ない。
そしてワクチンを打った人に限り、マスクは、もう着けなくていい。
今日はいい日だ。
・・・え?
マジで?!
こんなに元に戻っていいんですか?!
と、ビックリたまげて、戸惑うほどの内容です。
とはいえ、再始動の合図と共に人々が「ヒャッホー!」とマスクを投げ捨て、ギュウギュウと肩を抱き合い、密着し始める・・・という雰囲気でもなさそうです。当たり前ですが。
実際、「マスクなしだー!」と言っている知事と現場(?)の間には温度差があるようで、子供たちが通う学校からは別のルールに則り「まだマスクはしてくださいよ」という冷静な通知が届きました。
ただ、マスクに関しては、「ワクチン打った=マスクなしでOK」という図式なので、「マスクしてる=あの人、ワクチン打ってないのかな」という疑惑を掛けられるとか、掛けられないとか。
ニューサム知事のインスタに対しても、マスクを巡ってはいろんな意見が寄せられていました。でも、マスクが必要だと思ったらマスクをしたらいいわけですから。禁止されているわけではないですから、ね。
ソーシャル・ディスタンスやマスク着用、キャパシティに関するルールがなくなった。けれど、コロナ以前のカリフォルニアに戻ったわけではなく、新カリフォルニアとして始動した、といったところでしょうか。
この1年半、自分で判断・決断しなければならない場面は多々ありました。何が正解かわからない中、引き続き、自分の頭でしっかりと考えて行動せねばなぁ、と思った次第です。
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