実録💉アメリカでコロナのワクチンを接種しました。【後編】

ワクチンの普及が進むアメリカ。

私が住んでいるカリフォルニア州では、４月１５日から全住民が接種対象となりました。16歳以上で本人が希望をすれば、無料で受けられます。

私たち夫婦も、３週間前にPfizer（ファイザー）の１回目を接種。今回、２回目（英語ではSecond Dose：セコンド・ドーズ）を打ってきました。

このnoteでは、私と夫の実体験をご紹介しますが、ワクチン接種の是非を問いたいわけではありません。ワクチンに対して強いご意見がある方は、どうか、このページをそっと離れてくださいませ。

１回目の接種は、こんな感じでした。

１回目の接種から、ぴったり３週間。
いざ！２回目の接種へ、レッツ・ゴー。

１）消えた、ドライブスルー。

オレンジ・カウンティのワクチン接種会場に訪れるのも、今回で２回目。

子連れは優遇してもらえるようで、前回はドライブスルーの列にササッと通してもらえてラッキーでした。

今回もチビ助２人をガッツリと車に乗せていたので、ドライブスルーに案内してもらえるものだとばかり思っていたのです・・・

が！

なんと！

ドライブスルーが、消えている？！

実は２週間前に、同じ運営会社（Othena）が手掛ける別のワクチン接種会場で、乗用車がドライブスルーのテントに突っ込むという事故が起き、地元ではちょっとしたニュースになっていたんです。

原因は報じられていなかったのですが、テントに直撃したドライバーを含む３名が怪我をして、病院へ。

確かに、テントで作られたドライブスルーって脆いし、何かあったら超危険。ワクチンを打ちにいって、そこで大怪我だなんて・・・まるで、趣味の悪い冗談のようです。

あとでスタッフの方に聞いたら、やはり例の事故を受けて、ドライブスルーを廃止したとのこと。全員が一度車を降り、歩いてワクチン接種会場へ行くスタイルになったそうです。

その代わり、車いすが必要な人、小さい子供を連れている人、何らかの理由で車の乗り降り・移動が大変な方は、スタッフがフルサポート！私たちも、会場に一番近い駐車場へと案内してもらいました。

２）いざ！歩いて接種会場へ。

特別に「パーキング・パーミット」に駐車させてもらいました。さらに、接種会場まではスタッフの人が付き添ってくれて、列の一番先頭まで案内してくれる、というではないですか！

えっと・・・割り込むの？なんだか、申し訳ない。

あまりに申し訳なくて、無駄にキッズNo.２を抱っこして歩いてみました。

ゲートでは、全員が体温を測ります。

私たちはPfizer（ファイザー）の２回目。ですが、どうやらJohnson & Johnsonのワクチンも復活したようですね。

朝一には長い列ができていたそうですが、１０時頃にはその列もすっきりと解消！すたすた歩いて、いざ、接種会場へ。

ここからは写真厳禁です。

３）受付＆注射は、あっという間。

最初の受付では、ウェブの予約表と身分証明書（免許証）を確認されます。そのまま、熱は？ありません。アレルギーは？ありません。といった、簡単な質疑応答をして、準備完了！

広い会場には、ワクチンを打つためのテーブルが、３０～４０台くらい設置されていました。

それぞれのテーブルに２名のスタッフが居て、準備ができたら「READY」の札をあげてくれるので、スタッフの指示に従って、空いてるテーブルへと進みます。

最後にもう一度、予約表と身分を確認されたら、腕をまくり、躊躇なく注射をバスン！

うぅ・・・。

なぜだろう。

前回よりも、格段に痛い！！！
（あくまで個人の感想です）

肩に近い、腕の堅いあたりに打たれて、針がめりめりと肉を分け入ってくる感覚が伝わってくるではないですか。

経産婦の意地にかけて（なんだそりゃ）さすがに泣きませんでしたが。夫との共通意見としては、「２回目のほうがめちゃめちゃ痛い！」でした。そういうもの？それとも、ナースのテクニックによるのかな。

余談ですが。

夫から聞いた話では、腕の太い人は、通常の針ではなく、長い針に差し替えてから打たれるそうです。ワクチンを届けたいエリアまで届けるために、ということなのでしょうか。

４）１５分待機したら、Off you go!

きちんとオーガナイズされた運営のおかげで、１０分程度でワクチン接種完了です！その後は、接種会場の隣に用意されている広い待機場所で、１５分間安静にします。

ソーシャルディスタンスを保つように、椅子があらかじめ置いてあります。それぞれが好きな場所に座り、勝手に１５分を計り、勝手に退室していく感じです。

何名かのスタッフが常に会場を歩きまわっていて、困ったことがあったらすぐに声をかけられるような体制でした。

私たち夫婦が待機している１５分間は、特に困っている人もおらず。平和な気持ちで、会場を後にしました。

５）気になる、副反応は・・・？

重ければアナフラキシー・ショック。よく耳にするのが、接種の翌日に高熱が出たり、身体が怠くなったり、頭が痛くなったり・・・。

ワクチン接種が進んでいるアメリカでは、「こんな副反応が出た！」「あんな副反応が出た！」という話が、たくさん耳に入ってきます。

医療の知識がないので、あまり適当なことは言えないのですが。２回目の接種の後に副反応が出やすい、というのは、Othenaの公式サイトにも書かれていること。それだけに、今回どんな症状が出るのかとドキドキして挑んだのですが・・・。

結果、夫は翌日に発熱。
３８℃に行くか、行かないかをずっとさ迷い、つらい１日を過ごしていました。かわいそうに。。

一方、私は３６．２度。低ッ！

ただ、熱はなくても、身体の節々がギシギシと痛み、我慢できないほどではないけれど、ずっと怠かった。「熱の症状（マイナス熱）」といった感じです。
（あくまで、個人の感想です）

６）終わりに。

ワクチンが、世界で平等に行き渡っていない状況の中、カリフォルニアにたまたま住んでいるというだけで、接種させてもらってしまいました。

例え私が接種しなかったからといって、どうこうなる問題でもないのですが。申し訳ない気持ちは、どうしても生まれてしまう。

そしてもうひとつ生まれているのが、「ワクチン差別」。

ワクチンを打った・打たないで、例えば、任せる仕事を差別してはいけない！とか。そもそも、宗教や方針によって打たない人がいる。ワクチン接種について質問するのはプライバシーの侵害！言語道断だ！とか。

元々、ワクチンを巡っては対立があります。その対立が、差別につながっていく・・・と、ニュースが報じておりました。

ワクチンを打つ人・打たない人・打ちたいけど打てない人・打ちたくないけど打った人など。いろんな人がそれぞれの選択のもと、ピースフルに暮らせたらいいのになぁ。

（あくまで個人の感想です）