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表現に正解はない(ドラマスクール1回目)

日曜日はドラマスクールの第1回目だった。

ドラマスクールは、表現コースとシアターコースに別れている。
表現コースは、小1~小3の子どもたちとドラマスクール初参加の子どもたちがおり、
シアターコースは、表現コースを通過し、「人前で表現したい!」と思った子どもたちが所属している。

表現コースは、最初かなりカオスだった。

初めての子たちは緊張で固まっていて、
2年目の子どもたちはその中をわーぎゃー鬼ごっこをして走り回っている。

初めての場って緊張するよね...

しかし、この「緊張」して身体が固まっていること自体が、
既に子どもたちの中のドラマであり、表現である。

このあと、自己紹介をしたり、相手のことを知っていくワークだったりを重ね、

最後には、相手に身を委ねるワーク(こういうふうに書くと仰々しいが笑)をした。

私も参加したので、ワーク中に何が起こっているのかは分からないが、
ワークが終わってドラマの時間の終わりには大半が最初よりずいぶん力が抜けて、笑顔が見えていた。

感想を聞くと「楽しかったー」とのことで。

最初の「緊張」から「楽しい」へ気持ちが動いたことが、
まずはドラマスクール第一回目の成果なのだろうと思った。

ドラマスクールは
決められたことをする訳ではなく、
子どもたち自身が感じたことから物語を紡いでいく。

決められたことがない=正解がない

子どもたちが何を感じても思っても、それが正解なのだ。

しかし、子どもたちは大人に対してとても敏感にいろんなことを感じとる。

少しでも大人の意向が見え隠れすれば、

「こういうふうにするのがいいんだろうな」と合わせてくれるか

もしくは、

評価されるのが嫌で表現しなくなる。

飯塚のドラマスクールは、
子どもたちが大人の意向を感じると
納得できない場合は「嫌だ」と主張したり、納得できても「悔しい」と泣いたりする。

それだけ、「ドラマスクールは自分たちの活動なんだ!」という意志が強いのである。


どんな自分を出してもいい、
どんな表現をしても認められる、
嘘偽りない自分を表現しながら自分たちで作っていく、

というのは、子どものための表現活動の場として本当に貴重な場だなあと思う。
表現コースの子達もこれから半年間で、何を感じどう変化していくのか楽しみだ。

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