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あのイタリアを感じるイベント再び!?/Festa di Autunno 2022

写真説明)イタリア語で秋祭りという意味を持つ「Festa di Autunno(フェスタ・ディ・アウトゥンノ)」が、2021年に続き2022年の秋にも開催されました。爽やかなグリーン地に「Vespa」ロゴの入ったTシャツによって会場を緑一色に染め上げる参加者達と、「まさか、此処ってイタリアですか?」と目を疑う様なロケーション……そんな背景で行われたイベントとは一体!?



天候にも恵まれたフェスタ・ディ・アウトゥンノ

「ここがイベント会場ですよ」と理解しやすい大きな横断幕が目印となり、イタリアンレストラン“さくら坂VIVACE”のパーキングスペースへ誘導

Vespa Club TOKYOより、今年(2023年)も“Festa di Autunno”が開催されるとのお知らせが届きました。そこで過去にご寄稿いただいていた同イベントのイベントレポートを、まとめてご紹介していく事にしました。今回はその第2弾となります。(既に2021年開催分は公開済みですので、そちらを合わせてご覧ください)
メイン写真の説明にもありますが、このイベントは秋祭りを意味するフェスタ・ディ・アウトゥンノなる名称が付けられています。その甲斐もあってか、秋晴れに恵まれた茨城県守谷市のさくら坂VIVACEというイタリア感たっぷりのロケーションで行われ、とても盛況だったのだとか。早速Vespa Club TOKYOによるレポートをチェックしていきましょう!
※以下、Vespa Club TOKYOによる2022年当時のイベントレポートとなります

目印の横断幕を潜ると、そこにはベスパで来場した人達のためだけにパーキングスペースが用意されていました。このイベントにピアッジオグループジャパンの協賛が得られた事で、受付を兼ねた“Vespa”の幟とブーステントも設置されました
ブーステントではイベント参加の関係者に対し、グリーン地に“Vespa”ロゴが映えるTシャツとミールチケットを配布。ミールチケットはレストランでの食事だったり、メルカート(青空市)でのドリンクや軽食に使用出来るとあって皆が大喜びでした


まるでイタリア中部トスカーナ地方かの様な既視感

敷地内はイタリア感が満載の作り込みです。建物の外観然り、看板のデザインもそう。そしてさり気ないプランターの配置だったり、その先を覗いてみたくなる小道風の通路など。何処をどの角度から撮っても雰囲気たっぷりの画になります

【寄稿者:Vespa Club TOKYO】
当イベントはモーターサイクルクラブ/Pompone Team Japan、都内に店舗を構えるイタリアンバー/Clandestino 41、会場でもあるイタリアンレストラン/さくら坂VIVACE、今回イベントの様子をレポートするVespa Club TOKYOによる共同開催イベントです。従ってレストランやバーの常連さん、各クラブのメンバー及びそのご家族やご友人などが参加しています。
会場となったさくら坂VIVACEは都心から50km程度に位置し、小旅行にはうってつけの距離感。しかも会場は、まるでイタリアにトリップしたかの様なロケーションです。その様子は前回レポート(「イタリアを感じるイベント!?/Festa di Autunno 2021」と言うタイトルで公開済み)でもご覧いただけます。

話を戻しましょう。さくら坂VIVACE特有のイタリアンテイスト満載なロケーションとは、大きな建物が多く建つローマやミラノのイメージとは異なります。どちらかと言えばテラス席の前一面に広がる田畑の様子も手伝って、オリーブ畑やブドウ園などが広がるトスカーナのとある町に迷い込んだかのような錯覚を覚えてしまいます。
そう思えてしまうのは、長閑な景観によるものだけではありません。レストランの敷地内で目にするものの随所にイタリアを感じられる様、細かく作り込まれている点がポイントになっているというのも大きいでしょう。石畳の小道による雰囲気だったり、見上げれば人々の生活感を感じさせる様な小道具があったりします。他にも教会を思わせるようなレンガ作りのオブジェや町の中心地を思わせるような広場、それにやはりレンガで作られた小さな建物がいくつも点在しているところも実にそれっぽいのです。
加えて、このイベントにベスパクラブのメンバー達が参加していたのも大きいハズです。やはりイタリアを代表するスクーターブランドであるベスパで訪れ、会場の一角をベスパが独占していたのですから。もちろんベスパで乗りつけてくれた参加者達はベスパクラブのメンバーだけではなく、そのご友人やご家族だったり、各所での告知を見て参加された人達も多く目にする事が出来ました。それもあってベスパ用のパーキングスペースにはビンテージやクラシックなモデルから現行モデルまで、とても幅広い層のオーナーさん達が集まっていた様に思います。

そして何より、このイベントにピアッジオグループジャパンからの協賛が頂けた事もポイントです。それにより会場内で使用できるミールチケットが参加者に用意されました。このチケットはレストランでの食事だったり、メルカート(青空市)と呼ばれる会場内各所の出店にあるドリンクや軽食に使用出来るというもの。
更に更に、今年もベスパのパーキングスペースには巨大な「Vespa」のバルーンロゴが設置されました。当然ですが参加者達から注目の的となり、記念写真を撮る人達の様子も多く見られました……と、ここまでは昨年と同様の事。なんと今年は特設ブースが設置され、現在一押しのモデルを展示。その上で参加者達へのサプライズとして、爽やかなグリーン地に「Vespa」ロゴの入ったTシャツが参加者達に配られました。
これには参加者達も思いがけない様子。Tシャツを手にした全員が、記念の集合写真撮影のために急ぎ揃いの姿に。パーキングスペースには参加者達のベスパが並ぶ中、オーナーさん達がグリーン一色で大盛り上がり。つい先程まで知り合いが近くにいたハズなのに皆が同じTシャツになった途端、さながら赤白のボーダーシャツを着た主人公を探す絵本の様に見つけるのが大変……という様な声も聞かれ、ちょっとした面白エピソードが会場内で話題になっていたりしました。

会場に用意されたベスパのためのパーキングスペースには、オーナーさん達それぞれの個性溢れる彩り豊かなベスパが集合しました。イベントというだけあって、普段見る機会が少ないモデルやビンテージ車両も見る事が出来ました。これほど様々なモデルが集まると、ちょっとした違いを見つけたり、オーナーさんに直に拘りポイントを聞けたりしたに違いありません


食と会話と買い物を楽しみ、一日を自由に過ごす

イベントの当日は心地よい秋晴れの天気になったという事もあって、とても多くの人で賑わっていました。この日は外国人の姿も多く見られ、異国情緒とでも言うべき日本とは異なる空気感に包まれていたのが印象的でした

さて、集合写真の撮影後は待ちに待った食事&買い物タイムです。このイベントを通して出会ったベスパオーナーさん達同士による近況話や情報交換など、皆さんそれぞれ思い思いのスタイルで過ごされていました。
会場のレストランでは当然ながら食事出来るのですが、メルカート各所の小さな出店ではローストポークのポルケッタとイタリアンソーセージのサルシッチャ、それにピッツァなどの軽食も用意されています。この様な軽食の類であれば石垣に腰掛けて仲間達との会話を楽しみながら食べる事も出来ますし、見晴らしの良いテラスに用意されたテーブルで食べる事も可能です。
それに軽食だったら容易に持ち運べるとあって、ベスパを止めている広場で車両を眺めながら、出会ったばかりのオーナーさん同士でお喋りをしながら食事を楽しんでいる様子も窺えました。こうした軽食類もピアッジオグループの用意したミールチケットで購入出来るため、いろいろなイタリアン料理を気軽に楽しめるのもポイントです。
またメルカートでは軽食&ドリンクの他、普段なかなか目にする機会のないイタリア料理にマッチする野菜、ハンドメイドのアクセサリーや小物、イタリアから輸入された雑貨なども見つける事が出来ます。会場内を良く探し歩いてみると、ベスパがモチーフのグッズを見つけられるのもこのイベントならではでしょう。

イタリアンレストラン・さくら坂VIVACEで行われる「Festa di Autunno」も回を重ね、近年は定着しつつあるイベントへと成長してきていると感じています。そして少しばかり口説くなりますが共同開催のレストラン、モーターサイクルクラブ、ベスパクラブ等それぞれの常連客やメンバー、その友人&家族の皆さんに楽しく過ごしてもらいたいという思いがあります。また来年も開催してもらいたい、ぜひ参加したいという、とてもありがたい声が聞こえて来てもいます。
現実的な話として、イタリア発祥のベスパに乗っていてもなかなかイタリアに行く事が叶わないという人も多いんじゃないかと思います。でも、このイベントであれば会場の雰囲気、イタリアンメニューさながらの食事、メルカートに並ぶ雑貨など、どこを切り取っても本物感のある空間です。それだけに、なにに触れたとしてもほんの少しだけイタリアに近づけた気持ちになれるんじゃないかと思います。
なによりベスパが好きというベスパオーナーさん達が集まっているので、ベスパに興味があって情報を欲している人にはこれ以上なく意味のあるイベントだと感じてもらえるハズです。どうか情報を交換したり連絡先を交換したりしてその輪を広げ、次はカフェやツーリングに出かけたり、いずれなんらかのイベントに参加してみるなど、ベスパを介して楽しみを広げていってもらえたらと思います。

会場で提供されたローストポークのポルケッタとイタリアンソーセージのサルシッチャがこちら。紹介しきれませんでしたが、ピッツァなどもおススメです
小道の様な通路を通って敷地の奥の方に進んで行くと、イタリアはトスカーナ州のとある村に迷い込んでしまったのではないかと錯覚してしまいそうです
青空市を意味するメルカートでは、イタリアから輸入された雑貨なども並べられていました。カタチや色使いに趣があって、日本のものとの違いが楽しいのです
イタリア料理に使われる様な、日本だと珍しい野菜をメルカートで発見。こうした食材を使い、自宅でちょっとした本格イタリアンを楽しむのもありでしょう
小さなお店が立ち並ぶ様に作り込まれたメルカートの雰囲気が伝わりますか? ここでは雑貨や野菜といった露店販売のほか、ドリンクや軽食を買う事も出来ます
メルカートでの買い物を楽しんだり、お喋りに勤しんだり、もちろん食べたり飲んだり……と、参加者は思い思いの過ごし方でイベントを楽しまれています


さあ、どなたを誘って参加されますか?

新旧様々な沢山のベスパを直に見られ、食や景観ばかりかショッピングまでトスカーナの空気感が味わえるイベントです。2023年も「Vespa」のバルーンロゴが現れるのかは分かりませんが、間違いなくイタリアン・トリップを堪能出来るハズ。ベスパが好き、イタリアが好き、ピッツァが好き……などなど、何かが引っ掛かったり興味があるというなら是非とも参加すべきイベントですよ

今回お届けした“Festa di Autunno”のレポート第2弾はいかがでしたか? イベント自体は比較的新しいものとなりますが、Vespa Club TOKYOによると定着しつつあるイベントという事の様です。
やはり日本とは到底思えないロケーションによって、イタリアにトリップしてしまったかの様な疑似体験を楽しめるところが人気なのではないでしょうか。特にベスパ乗りにとってイタリアは憧れや行ってみたい場所だったりするでしょうし、イタリア旅行を経験済みの人にとっても思い出をなぞるという至福の一時を堪能出来るまたとないチャンスなのかも知れません。

さて、当レポートの掲載は同イベントが2023年も開催されると告知された事へのエール的な応援掲載だったりします。同イベントが気になっている方も、この記事を読んで気になったという方も、今秋開催される“Festa di Autunno”へ参加されてみてはいかがでしょう?

参加者達が会場を後にして帰路についていきます。走り出して暫くはトスカーナ州よろしく、長閑で雰囲気たっぷりな田園風景を楽しめるハズ。参加者達のベスパは新旧それに2st&4stと様々ですが、どの車両もベスパらしいサウンドを響かせつつそんな景色の中を走り抜けて行く事でしょう


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