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影の取締役会(シャドーボード)を知っていますか?

経営幹部とともに戦略的な取り組みを行う、非管理職の若手社員グループのことです(出典:Harvard Business Review)。

欧米では導入している企業もおり、実際に効果も上げています。

どんな良いことがあるのでしょうか?


影の取締役会によって経営に多様な視点を取り入れる


日系企業の取締役会の多くは、シニアかつ男性メンバーで占められます。

それゆえに意思決定が偏る可能性があります。

意思決定が偏らないようにと、取締役会の女性比率を上げたり、社外取締役を招いたりしていますが、それでもやはり限界があるもの…

そこで「影の取締役会」です。

影の取締役会を設置することで、経営に対して若手の視点を取り入れることを期待しています。

例えば、経営にZ世代の感性を取り入れたり、新しいインスピレーションを得たりするなどです。

具体的に成功した事例はあるのでしょうか?


影の取締役会でGUCCIが売上高を倍以上にした!?



有名な事例はファッションブランド大手のGUCCI。

SNSなどを活用したデジタルマーケティングが徐々に取り入れられ始めていた2010年代。

GUCCIは影の取締役会での助言もあって、いち早く導入を決めました。

結果、競合であるPRADAに対して、2014年に同程度の売上高だったのが、4年後はGUCCIが売上を倍以上に伸ばしたのに対して、PRADAは業績悪化の結果に!

この違いはまさに影の取締役会の有無と言われています。

まさにGUCCIは影の取締役会を通じて得た助言によって、経営をかじ取りし、結果、業績の向上に繋げた訳です。

皆さんの会社は、若手の視点を経営に取り入れる努力をしていますか?


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