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研修は福利厚生に含まれる?含まれない?

日々、何気なく会社から案内される研修。

業務の一環として取り組むことが多いですが、ふとこの取り組みの位置付けは何かと疑問に思ったことはないでしょうか?


そもそも福利厚生とは何か?


福利厚生とは、企業が従業員の生活を支え、仕事と私生活のバランスを保つために提供するさまざまな制度やサービスのことを指します。これには、健康保険、年金、休暇制度、社員食堂、託児所などが含まれます。

福利厚生は、従業員が安心して働き続けられる環境を作るための重要な要素であり、企業の競争力を高めるための手段ともなります。

では、従業員の能力を向上するための施策である"研修"は、福利厚生に含まれるのでしょうか?


福利厚生に含めるかどうか、その研修の位置付け次第


研修の目的を考えると、自ずとその答えは見えてくるでしょう。

研修は従業員の成長と能力開発を目指した取り組みですが、福利厚生は従業員の生活を支え、仕事と生活のバランスを保つことを目的としています。これらの定義から考えると、必ずしも研修は福利厚生の一部とは言えません。

ただ実態としては、研修を福利厚生の一部として位置付ける企業も存在します。これは、研修が従業員のキャリア開発を支援し、職場での満足度を高めるという観点からです。従業員が新しいスキルを学び、自己成長を遂げることは、その人の生活の質を向上させるとも言えます。こうした文脈のもとでは、研修は福利厚生とも言えるのです。

多くの場合、研修と福利厚生は異なる目的を持つ別々の制度と考えられていますが、人事としては、それぞれの重要性を理解し、適切に活用することが求められるでしょう。

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